5月27日付「読売新聞」は、11ページ全面で「過疎地の公立高 統廃合限界ー小規模化 開設科目に制約」との見出しで、次のように報じた。 ◇ ■加速する少子化 加速する少子化が、地域の高校教育の基盤を揺るがしている。過疎地が進む地域では公立高校の定員割れ…
まことにローカルな話であるが、ネットを見ていたら1960年国勢調査の北海道市町村別の人口が、多い順から掲載されていた。さっそく、オホーツク管内の全26市町村の人口を見てみると、管内のピーク時の人口と言えるもので、現在の市町村人口と比べてみた…
昨年5月に根室市を訪れた際、駅前の土産物屋に入って書籍コーナーを覗いていたら、主人が近づき「知り合いの北海道新聞の記者が書いた本です」というので、新刊書「追跡 間宮林蔵探検ルートーサハリン・アムール・択捉島へ」(著者=相原秀起、2020年4…
昨年11月に遠軽町白滝産の黒曜石が国宝に指定されたことは、既に題名「遠軽町白滝の黒曜石が国宝に指定」で紹介した。そうした中、地元紙「北海道新聞オホーツク版」が4月27、28、29日付けの3回連載で、タイトル「国宝指定へー白滝産/黒曜石を語る」として…
ネットを見ていたら、カール・マルクスの「資本論」を都合3度も全訳した岡崎次郎(1904〜84?、東京帝国大学文学部と経済学部を卒業、九州大学と法政大学の教授、北海道江差生まれ)の著書「『マルクスに凭(もた)れて六十年ー自嘲生涯記』増補改訂新版」(…
ロシアによるウクライナ侵略や、北朝鮮の弾道ミサイル発射など緊迫する国際情勢を見せ付けられ、一方で国防の要・自衛隊が深刻な人員不足であることを知ると、祖国を愛する者は非常に心配になる。そこで、まずは令和4年3月31日現在の自衛隊の定数、実員、…
1972年に田中角栄首相(当時)が訪中して、日中国交正常化が実現して半世紀。その際、中国側が東京・上野動物園に贈られたパンダ2頭の返礼として、日本政府は遠軽町の「大山桜」の苗木1000本とカラマツ1000本を贈り、うち180本を北京の「玉淵…
千葉県我孫子市の“郷土歴史家"たちが毎月編集している会報「我孫子市史研究センター・会報250号(通算557号)」(発行日・令和5年3月28日)を、我孫子市の図書館で入手した。この中に、2月26日に行われた村上智雅子氏の報告会(参加人数・14人)の内容が…
またまた「北海道新聞」オホーツク電子版に、3月8、9、11日の3回(上、中、下)にわたって、〈遠軽/羽ばたけ遠軽高 公立校から全国へ〉という見出しで、次のように連載された。 1・上〈強豪部活、進学の決め手〉 「誰もが憧れる全国大会の舞台に何度も立…
3月6日の夜、ネットで「北海道新聞」を見たら、見出し「遠軽高 ラグビー、吹奏楽、野球 部活動の強さの理由は? 生徒に密着〈デジタル版〉」という記事を発見した。すぐに遠軽町の後輩に連絡して、翌朝にその記事をファクスで送付してもらった。 ◇ 北海道…
ある面で専門的な題材であるが、昨年末の検察庁人事を新聞で見て驚いた。なぜなら、東京高検検事長に女性の広島高検検事長・畝本直実(司法修習40期、昭和37年7月生まれ)が就任するというからだ。 東京高検検事長は、検事総長に次ぐポストで、検事総長就任す…
ロシアによるウクライナ侵略は、開始から2月24日で1年を迎えた。この間、購読3紙(朝日・読売・産経各新聞)や雑誌などで戦況の把握に努めたが、最も参考にしたのは民放BSの報道番組で、BSーTBS「報道1930」(平日午後7・30〜1時間半)とBSフ…
本日(2月23日)の早朝、オホーツク管内の友人から同日付けの「日本農業新聞」の記事がファクスで送られてきた。その中身は「過疎高齢化、農業の疲弊、担い手不足ーー。課題が多く指摘される北海道の農業・農村地帯。だが、農山村再生への小さな取り組みを積…
最近、北海道の廃線を巡る新刊本「北海道廃線紀行/草原の記憶をたどって」(著者=紀行作家・芦原伸〈1946年生まれ〉、2022年5月15日初版第1刷発行)を読んだ。その中の第3章「流氷街道をゆくーー名寄本線(遠軽〜名寄、138・1㎞)」では、鉄道の…
2月14日付「北海道新聞オホーツク版」は、JR石北本線の現状を「第2期利用促進策 最終年度へ/石北線赤字改善 先見えず」との見出しで、次のように報じました。 ◇ 〈雪害運休、バスとの競合 打撃に〉 JR北海道が単独では維持困難とし、存続は地元負担を…
もう30年も昔、大作家・司馬遼太郎がNHK教育番組で「平安時代初期の僧・空海(774~835)は天才で、それは混血であったからだ」という旨の発言をした。その「混血」の意味を知りたくて、5年くらい前に地元の歴史講演会に参加した際、講師と参加者に…
1月24日付「読売新聞」は、〈高校総体合同チーム「OK」/水球、バスケなど団体9競技〉という見出しで、次のように報じました。 ◇ 全国高等学校体育連盟(高体連)は2023年度から、少子化で部員が減り、チームを編成できない高校が複数で合同チームを組…
日曜日の午前9時からは、毎週BS日テレの「北海道すたいる」を観ているが、1月15日に限って、9時11分から見始めてしまった。ところが、この番組で取り上げていたのは「遠軽町」で、驚きながら後の放映を見続けた。しかし放映後、残念な気持ちが残ったの…
謹賀新年。今年も頑張って文章を作成し、年末には6冊目の書籍として出版したいと考えています。それには、まずは健康が第一ですので、健康に留意して「情報収集」に努めたいと思います。 さて、今年最初の話題は、釧路市の中学生トランペット奏者である児玉…
相撲好きにとって、12月28日のネットに掲載された「大相撲ジャーナル編集長・長山聡」(1956年生まれ)の文章は、大いに参考になった。なぜなら、初場所の番付は125年ぶりの「1横綱1大関」(明治30年5月場所、同31年1月と2場所続いた横綱小錦、大関…
12月26日付「産経新聞」を読むと、月刊誌「正論」(2月号)の新聞広告が掲載され、その中に「北海道・遠軽町 自衛隊に支えられて」(本誌編集部)という見出しがあった。そこで、さっそく書店で購入すると、6ページの記事であった。 ◇ 【特集日本の防衛/本誌編…
JR北海道の経営状態がコロナ禍でますます厳しくなった中で、JR石北本線の乗客数が一向に改善しない現実が地元紙「北海道新聞」(12月11日付け)で報じられた。そこで、まずは「石北線存続/高まらぬ機運」という見出し記事から紹介する。 ◇ 〈自動車道延伸…
11月26日に、北海道の標茶・厚岸両町で放牧中の牛を襲うヒグマ(4年間で死傷数計65頭)を取り上げたNHKスペシャル「OSO(オソ)18〜ある“怪物ヒグマ″の記録〜」が放送されたが、最近では市街地でもヒグマが人間を襲う事件が起きている。そういうことで、…
この度、遠軽町白滝産の黒曜石が国宝に指定されることになったので、まずは地元紙「北海道新聞」(11月19日付け)の一面記事から紹介する。 ◇ ①見出し「遠軽・白滝の石器類国宝に/旧石器時代の黒曜石ー道内2件目/国宝で最古指定へ」 国の文化審議会(会長・佐…
蝦夷地の北方警備と開拓の歴史を知りたくて、新刊書「江戸幕府の北方防衛」(著者=中村恵子、令和4年2月23日第1刷発行、発行=株式会社ハート出版)を読んだ。そこには、以前に福島県会津出身の友人から「幕末のオホーツク管内は、会津藩が警備と開拓を担…
11月13日から大相撲九州場所が始まるが、その前に元関脇・貴闘力(鎌苅忠茂氏)が“相撲界の闇をぶっちゃける"と宣伝する著書「大相撲土俵裏」(著者=貴闘力、2022年10月19日第一刷、定価1430円)を読んだ。本の中身は、貴闘力が2020年9月から開始…
イギリスで生まれで英語圏を中心に広まったラグビーであるが、明日(10月29日)、東京・国立競技場でラグビーの日本代表(世界ランク10位)とワールドカップ(W杯)優勝3度を誇るニュージーランド代表(同4位)とのテストマッチがある。その前の10月25日に定期購…
自慢じゃないが、文化・芸術(絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像)とは一番縁遠い吾輩が最近、新刊書「音大崩壊ー音楽教育を救うたった2つのアプローチ」(著者=名古屋芸術大学芸術学部教授・大内孝夫、2022年6月20日初版発行、発行所=株式会社ヤマハ…
7月8日午前11時半過ぎ、安倍晋三元首相が街頭演説中に銃に撃たれて殺害された以降、銃撃事件の背景に「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」〈本文では全て「統一教会」と表記〉が関係していることを報道で知り、諸々の出版物やネットで統一教会の知識を得…
吾輩は、2015年2月26日に題名「栃木県の偉人・荒井退造について」を書いて以来、これまでに10本前後の文章で荒井退造を紹介してきた。そういうことで9月17日、柏市の映画館で映画「島守の搭」(監督・脚本:五十嵐匠)の上映が始まったので観て来たが、…