2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

作家・吉村昭の北海道に対する思い

本当に、久しぶりに大作家・吉村昭(1927〜2006)に関する新刊書「食と酒 吉村昭の流儀」(著者=作家、俳人・谷口佳子)を読んだ。内容は、余り明らかになっていない吉村昭の食に対する゛嗜好゛のことであるので、非常に勉強になった。 ◇ 〈各駅停車の…

利用された「天皇訪中」を考える

産経新聞では、元中国人の評論家・石平(1962年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。平成19年、日本国籍取得)の人生を振り返る連載「話の肖像画」(8月1日〜31日)が始まり、ほぼ同時に同人の著書…

新聞の東京五輪報道には問題あり

新聞の東京五輪報道に問題があるので、もう一本五輪関連で書くことにした。それは、吾輩が購読している朝日・読売・産経各新聞が、世界が注目する競泳競技や世界新記録が誕生した陸上競技、そして関心を持っていたウエイトリフティングに関して、全く解説報…

オリンピックは岐路に立たされている

新型コロナウイルスの世界的大流行の中、1年の延期を経て開催された「20年・東京五輪」が、8月8日に無事閉幕したので、スポーツ好きの吾輩としては安堵感で一杯だ。しかしながら、東京五輪開催を巡って、国際オリンピック委員会(IOC)の商業化のベール…

一向に進まない「対外情報機関」創設

我が国を取り巻く国際情勢は、北朝鮮の問題に始まり、中国の軍事大国化によって、一層緊迫を増している。そうした中、昨日の「産経新聞」(8月10日付け)の正論欄に、評論家・江崎道朗氏のタイトル「緒方竹虎が目指した対外情報機関」が掲載された。 ◇ 〈情報…