2015-01-01から1年間の記事一覧

新国立競技場の建設デザイン決定で思うこと

政府は22日、仕切り直しになった2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアム、新国立競技場の新たな建設計画で、A案の採用を決めた。筆者は、なんとなくB案を支持していたので、多少残念な気持ちになった。この心境は、筆者だけではないと思う。 何…

ISを巡る欧米諸国の動向など

今月発行の雑誌「選択」には、自称「イスラム国(IS)」を巡る欧米諸国の動向が、詳細に掲載されている。それもそのはず、11月13日金曜日夜、世界を震撼させた「パリ同時多発テロ事件」が起きたからである。そこで、「選択」の記事の中から、参考になる情報…

日本人は樺太を忘れてはならない

今月中旬、樺太を特集した雑誌「別冊正論25」(樺太ーカラフトを知る)が発売された。久し振りの樺太特集の雑誌で、本の厚さも306Pあり、誠に充実した内容になっている。それでは、樺太周辺の歴史を再確認したい。 ロシア帝国は、毛皮を求めてシベリアを東進…

ロシアの国家的ドーピングは歴史が長い

世界反ドーピング機関の独立委員会は9日、ロシアが国ぐるみのドーピング(禁止薬物使用)を行っていたとする調査報告書を発表した。更に、独立委は、国際陸上競技連盟が、ロシア陸連を資格停止処分にするよう勧告した。 筆者は、以前にもロシアのドーピング問…

自動車運転の止めときは何年後か?

昨日、トヨタ自動車は、来年1月に新会社を米シリコンバレーに設立すると発表した。この会社、自動運転車の頭脳にあたる人工知能技術の研究開発を強化するために設立するとのこと。 我が輩、70歳強で自動車運転を止めようと考えているが、この調子ではもう少…

五郎丸の紙切り

昨日、東京・浅草の寄席「東洋館」に赴いた。出演者の中に、紙切りの「柳家松太郎」がおり、観客にリクエストを求めた。 我が輩は、二番目の客として「ラグビーの五郎丸」と大きな声で要望した。柳家は「五郎丸ね」といいながら、B4版の白い紙を鋏みで切り…

中国の経済統計に“透明性" は期待出来るのか

中国政府は昨日、7〜9月期の国内総生産(GDP)の速報値を、前年同期比6・9%増と発表した。しかしながら、以前から「中国の経済統計は信用出来ない」と書いてきた筆者としては、この数字を無視するわけにはいかない。 何故なら、これだけ世界各国が、中国経…

日本の歴史にアイヌの歴史は欠かせない

最近、新たな視点からアイヌ(人間)民族の歴史を捉えた歴史書が出版された。その書物は「アイヌ学入門」(著者=旭川市博物館長・瀬川拓郎、講談社現代新書版) である。 先ずは、書物の中でも触れているが、確認しておきたいとがある。それは、最近のDNA解析…

トルコとの友好交流拠点地・和歌山県串本町

9月末の連休では、和歌山県串本町の「トルコ記念館」も訪ねた。この記念館は、エルトゥールル号遭難事故を記念し、1974年(昭和49年)12月、遭難現場付近の紀伊大島に建設された。 エルトゥールル号遭難事故とは、1890年(明治23年)9月16日、オスマン帝国(現…

大黒屋光太夫と松浦武四郎は三重県の人でした

9月末の連休中、三重県鈴鹿市に所在する「大黒屋光太夫記念館」(平成17年11月開館)を訪れた。記念館は、鉄筋平屋の建物で、入場料は無し。展示室は、それ程広くなく、貴重な資料も少なく、ビデオコーナーもなかった。何だか、寂しい記念館であった。 記念館…

「たじろがず沖縄に殉じた荒井退造」という本が出版された

栃木県の有志が編集した「たじろがず沖縄に殉じた荒井退造」(定額1300円、下野新聞社)という本が、ついに元沖縄県警察部長・荒井退造の誕生日である9月22日に出版された。本の内容は、 ○元沖縄県知事・大田昌秀氏の「沖縄の恩人 荒井退造警察部長について」…

久しぶりに感動したラグビー日本代表の対南ア戦

ラグビーの第8回ワールドカップ大会が、9月18日に開幕した。さっそく日本代表が、本日午前0時45分(日本時間)から南アフリカと戦った。その結果は、34ー32(前半10ー12)の歴史的な勝利になり、久しぶりにスポーツで感動をもらった。 何せ、日本代表は前回大…

北陸新幹線の延伸では、京都駅と名古屋駅の始発が最良である

北陸新幹線の敦賀(福井県)以西の延伸について、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会は、8月6日から検討を始めた。当初の延伸案は、 ①米原ルート(敦賀〜米原、44㎞、関西広域連合と滋賀県が推薦) ②湖西ルート(敦賀〜京都、81㎞) ③小浜ル…

中国政府発表の経済統計は信用できない

8月16日、長谷川慶太郎氏の著作を紹介すると共に、中国政府発表の国内総生産(GDP)に対して、疑問を提示した。そうした中で、先週から中国の株価暴落によって、世界の株価も大暴落してしまった。そもそも、中国は共産党独裁国家で、経済統計も共産党に都合の…

日本人は、お金の話しをどんどんするべきだ

今年4月11日に「日本人は、もう少しお金の知識を持つべきだ」という題名で、文章を作成した。ところが、8月3日発売の「週刊ダイヤモンド」で、弁護士・山口真由(32歳、札幌市出身)が、我が輩と同じな発言をしていた。 最初に彼女のインタビュー記事を掲載…

今後のロシアと中国の政治・経済動向は如何に!

今年8月上旬の東京は、8日連続で35℃以上の猛暑日が続いたので、とてもでないが文章を作成する気分にならなかった。しかし、ここにきて、多少気温が低下したので、文章を作成することにした。 先週は、久しぶりに国際エコノミスト・長谷川慶太郎の著書を読…

遠軽厚生病院の産婦人科医師、どうにかならないのか?

紋別市の日刊紙「北海民友新聞」(7月23日付け)の見出しで、「どうなる分娩受入れ、遠軽厚生10月から産婦人科1人へ」が頭から離れない。この問題は、今年初めに地元の友人から聞いていたが、詳細までは知らなかった。まずは、記事の一部を引用する。 ○遠軽…

JR北海道の赤字幹線鉄道をどう維持するのか

いよいよ、来年3月に北海道新幹線が函館まで開業するが、その祝賀気分中で、JR北海道の動きが慌ただしい。その一因は、JR北海道による第三者機関「JR北海道再生推進会議」が提言(6月26日)した内容にある。 その内容とは、輸送密度(1㌔当たりの1日平均輸…

沖縄県の“農地改革" はどうなっているのか?

6月20日付けで、「沖縄県は、日本一の格差社会である。年収300万円未満の家計は50.14%で日本一悪く、所得が1000万円を超える割合が10.2%で、地方都市では最も金持ちが多い」と紹介した。このような沖縄県の現状を知った中で、最近、またまた気になる新聞…

東京・新宿歌舞伎町の“ぼったくり"は歴史が長い

最近、東京・新宿歌舞伎町の“ぼったくり"が、テレビや新聞で盛んに報道されている。7月5日付けの「朝日新聞」も、歌舞伎町での“ぼったくり"を詳細に報道している。 吾が輩も、歌舞伎町での“ぼったくり"では、思い出がある。もう35年前のことか、代議士秘書…

沖縄の「平和の礎」に刻銘されたオホーツク管内の戦没者

6月末の沖縄訪問では、県営平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」の視察は外せないと考えた。その理由は、沖縄戦による日本側の戦没者約21万人のうち、沖縄県民の約14万人に次いで多いのは、北海道出身者の約1万人であるからだ。そして、「平和の礎…

沖縄県における元警察部長・荒井退造の評価について

栃木県の有志は、県民が余りにも地元・旧清原村(現、宇都宮市)出身の元沖縄県警察部長・荒井退造のことを知らないので、同人の生まれた9月22日を目標に記念誌を発行することになった。そこで、記念誌の責任者など7人が沖縄県を視察することになり、その時…

沖縄県での「島田叡氏顕彰碑」の除幕式に出席して

6月26日午前11時から、沖縄県那覇市の奥武山運動公園において、「第27代沖縄県知事 島田叡氏顕彰碑」の除幕式が行われた。除幕式には、沖縄県知事を始め、島田氏の出身地・兵庫県から知事、神戸市長、議員約20人など約100人、総計300人が出席した。ちなみに…

戦後70年の沖縄経済の現状について

いよいよ、6月24日から、栃木県一行(10人)の一員として、沖縄県を訪問する。同地では、元沖縄県知事・島田叡の「顕彰碑の除幕式」や、沖縄県との交流に参加する。そこで、最近になって、沖縄戦の関連本「沖縄の島守」(著者・田村洋三、中公文庫)と、「10万…

伊勢志摩サミットと警察庁人事

安倍首相は5日、来年に日本で開かれる主要国首脳会議(サミット)を三重県志摩市で開催すると発表した。志摩市に決めた背景は、日本の伝統や文化を重んじる首相の意向のほか、会場予定のホテルが島にあり警備しやすいことがあるようだ。 そこで、思い出すこと…

東大野球部の勝利にもの申す

東京六大学野球で94連敗中だった東大が、ついに23日に行われた法大戦で勝利した。それを受けて、マスコミ各社は一斉に「東大勝利、歓喜のスタンド」旨の見出しで報道している。しかしながら、東大野球部は、これまでも50連敗、30連敗、70連敗の歴史があり、…

今も続く暗殺テロ国家・ロシア

久しぶりに、ロシアに関する本を読んだ。書名は「毒殺ー暗殺国家ロシアの真実」(著者=アルカディ・ワクスベルク<1922〜2011>)で、著者はユダヤ系ロシア人のジャーナリストである。本書は、2007年にフランス語で出版(書名「毒物研究室」)され、その後、英語、…

連休中、金沢市に行って来ました!

この連休中、35年振りに金沢市(6日)を訪れた。金沢市では、観光名所である兼六園、金沢城公園、近江町市場、主計町茶屋街などを訪れた。 どの観光地も、観光客でにぎわっていたが、特に近江町市場の寿司屋(約4軒)は、どの店も20〜30人くらい並んでおり、と…

北海道における“官尊民卑" の背景について

先般、図書館で月刊誌「WiLL」4月号を読んだ。そのの中に、著名な経済学者・日下公人の題名「繁栄のヒントー絵馬で分かる日本の常識」が掲載されていた。 「北海道に行って神社の絵馬を眺めてみると、ほとんどが『公務員になりたい』か『公的資格試験に合格…

遠軽町の人口が2万人以下になる日

遠軽町の知人と話していると、町の有力者ほど人口が2万人以下になることを心配している。本年3月末の人口は、21,183人であるので、尚更、危機感が強い。そこで、我が輩なりに、遠軽町の人口が2万人以下になる年月日を予測してみた。 旧遠軽町が、周辺3町…