2017-01-01から1年間の記事一覧

朝日新聞の実売部数と経営状態

筆者は、以前から朝日新聞の販売部数が気になっていた。特に、2014年9月の社長による謝罪会見以後、百万部以上減少したという報道に接していたので、どのような経営状態にあるのかを知りたかった。 そうした中で、今月20日発売の月刊誌「Hanada」(2…

日本国民を舐めきった朝鮮総連

警視庁は12月17日、朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)傘下の保険会社「金剛保険」(設立=1977年、社員=約200人)が整理回収機構(RCC)の債権回収を妨害した容疑で、本店や全国の支店など約30か所の家宅捜査した。もう少し、具体的に説明すると、同機構の申し立…

平将門の本拠地は我孫子市であった?

この地に住み始めて、はや十年。この間、地元の歴史を知るために、我孫子市や柏市の勉強会に十回以上参加してきた。この中で、一番関心を持った事柄は、古代史の英雄・平将門(899〜940)のことである。 最初に参加した勉強会は、昨年3月の演題「我孫子…

なぜ故にオホーツク沿岸地域は学力が低いのか

文部科学省が、2013年4月に実施した小学6年生と中学3年生の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を受けて、筆者は4年前に「オホーツク斜面」(13年11月9日)という文章を作成した。本年度も4月に、道内の約7万3千人の児童・生徒を対象に、「…

日本の金融機関に前途はあるのか

最近の新聞を見て、一番驚く記事は銀行に関する報道である。3メガバンクも地方銀行も、業務純益(本業のもうけ)が落ち込んでいるので、大幅な人員削減を計画しているという。 どうも、最も早く人員削減に触れた銀行幹部は、三菱UFJFGの平野信行社長のよ…

道警警察官の懲戒免職処分を考える

最近、北海道の警察官の不祥事を扱った新刊本「見えない不祥事ー北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない」(著者=小笠原淳)を読んだ。この本を読む気になったのは、以前に「恥さらし 北海道警悪徳刑事の告白」(著者=稲葉佳昭)という本を読んだからだ…

当局のオウム真理教対策は成功したのか

久しぶりに、オウム真理教について書く。新聞報道(11月8日付け)によると、オウム真理教に対する団体規制法の観察処分の期限が来年1月末に切れるのを前に、公安調査庁は今月中にも3年間の延長を求める請求書を公安審査委員会に提出(6度目)するという。過…

中国共産党独裁体制はいつ崩壊するのか

中国共産党は、第19回党大会(10月18〜24日)と中央委員会第1回全体会議(25日)を開催し、習近平総書記の2期目の新体制を発足させた。だが、これから書くことは、中国共産党独裁体制がいつ崩壊するのか、というテーマである。 以前にも紹介したが、1992年頃に…

北朝鮮情勢を見事に分析した前駐米大使

筆者は、年初から朝鮮半島での軍事衝突を予想して、自分なりに新聞や雑誌を読んだり、東京での北朝鮮勉強会に足を運んだ。その中で、10月18日開催のフォーラム「新たな北朝鮮の脅威と日米同盟」(読売新聞社共催)での、前駐米大使・藤崎一郎の講演内容は、今…

平尾誠二と山中伸弥の友情物語

NHK総合「ニュースウォッチ9」は10月17日、ラグビーの平尾誠二(1963年1月21日生)とノーベル賞の山中伸弥(1962年9月4日生)の友情物語を放送した。我が輩は、この物語に感動して、すぐさま新刊本「友情 平尾誠二と山中伸弥『最後の1年』」(著者=山中伸弥…

これで良いのか、日本シリーズの進出チーム

怖れていたことが、昨夜起きてしまった。それは、プロ野球の日本シリーズに、セ・リーグ代表として、DeNAが進出するが決定したからだ。多くのプロ野球ファンや野球解説者が、日本シリーズに進出するのは「基本的にはリーグを制覇したチーム」旨発言している…

書評「コミンテルンの謀略と日本の敗北」

最近、新刊本「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」(著者=江崎道朗、PHP新書)を読了した。著者の狙いは、ソ連・コミンテルン(共産主義インターナショナル)が世界各国に「工作員」を送り込み、それぞれの国のマスコミや対外政策に大きな影響を与えたことを証明…

高英姫とその娘・与正のスウェーデン旅行を報道した産経新聞

北朝鮮の朝鮮労働党は7日、金正恩党委員長らが出席して中央委員会総会を開催した。その際、正恩の妹で党宣伝扇動副部長とされる金与正(キム・ヨジョン)が党政治局候補に選ばれた。 すぐさま、コリア・レポート編集長の辺真一氏は、ネットに「金正恩委員長が…

改めて新幹線札幌駅のホーム問題

昨年4月に、「あきれた札幌駅新幹線ホーム問題」という文章を作成した。その後の一年半、ますますあきれた動きを示しているので、時間を追って紹介したい。 先ずは、北海道新幹線の札幌駅ホームをめぐっては、今の札幌駅の1、2番線に新幹線が乗り入れる案…

「毎月分配型」投信の実態を知っていますか

以前から薄々感じていたことであるが、これほど「毎月分配型」投信が酷い商品とは知らなかった。先ずは、最近発売の週刊誌「週刊ダイヤモンド」(9月23日号)の記事から紹介する。 ◇ <森長官の逆鱗に触れて撃沈ー資金流出に転じた毎月分配型> 運用収益の一部…

桐生選手の日本新記録「9秒98 」を考える

陸上競技ファンであるので、昨日の桐生祥秀選手の「9秒98」には驚いた。何故なら、前日の準決勝の記録も悪く、世界陸上以後の体調も万全ではないと伝えられていたからだ。だから、陸上男子百㍍で日本勢初の9秒台である「9秒98」を樹立したことに驚いたの…

過激派の内ゲバ犠牲者数は113人

筆者は、以前から過激派の内ゲバで亡くなった人数に関心があった。そんな中、古本屋で「検証 内ゲバ〔PART2]」(発行=2003年1月31日、著書=いいだもも、藏田計成ほか、発行=社会批評社)という本を見つけ購入した。先ずは、内ゲバの犠牲者数を解説した文…

全国紙の発行部数は想像以上の水増し

先月発売の月刊誌「文芸春秋」(8月号)に、「新聞は『対読売一強』で大再編せよ」という記事が掲載されている。本稿を記すのは、現役の新聞社幹部とOBで構成される有志集団「プロジェクトP」で、販売店、ネット時代、新聞経営者、不動産経営などの問題点…

沖縄戦で散った宇都宮市出身の教育者・内田文彦

8月10日付けの「下野新聞」が、「沖縄戦でひめゆり学徒隊を率い、多くの教え子と共に26歳の若さで戦場に散った宇都宮市出身の教員・内田文彦(1919〜45年)を顕彰しようと、郷土史家・塚田保美さん(85)が『沖縄からの手紙』を自費出版した」という記事を掲載…

非正規教員の多さは放置できない

読売新聞は、8月19日付けと6月27日付けで、公立小中学校の非正規教員の多さと、給与の低さを大きく報道した。筆者も、この現実を見過ごせないので、文章を作成することにした。先ずは、非正規教員の実態を紹介したい。 ○全国の教員定数は58万1357人(16年度…

荒井退造の記念討論会の開催状況

7月30日午後1時から5時半までの間、宇都宮市立南図書館で、荒井退造(元沖縄県警察部長)の功績を学ぶ「討論会」が開催された。討論会のテーマは「退造の生きざまから、何を学ぶべきか」で、退造と島田叡(元沖縄県知事)の二人の顕彰に取り組む沖縄、栃木と…

劉暁波の魂は永遠に生き続ける

連日の暑さで、文章を作成する気力も失せている。東京では、7月の31日間のうち、最高気温が30度を超える日が29日との予報があり、これから本番の暑さに心配になってきた。しかしながら、7月13日に中国の偉大な人物・劉暁波(61歳)が、中国共産党に殺された…

栃木の偉人・荒井退造のその後

筆者は一昨年、沖縄戦時の沖縄県警察部長・荒井退造について、4〜5回にわたって紹介した。その後、沖縄県糸満市の「摩文任(まぶに)の丘」に所在する荒井退造の「終焉之地」碑には、栃木県知事や県会議長が参拝(2015年10月27日)したり、県内の高校生が研修…

数値から見えた老化現象の速度

今月も定期購読の情報誌「選択」を読み終えた。その中で、「小さくなっていく日本人」(著者=米国在住内科医・大西睦子)が勉強になったので、紹介することにした。先ずは、少し長くなるが、一部を抜粋したい。 ○日本人の平均身長は、1960年代初期に生まれた世…

旭川市をもっと重視したい

6月27日の深夜、NHKBS1の番組・北海道スペシャル「“鉄路縮小"の衝撃〜どう守る北海道の公共交通〜」(昨年12月末、北海道で放送された1時間15分間番組)を観た。番組では、昨年11月、JR北海道が「当社単独では維持困難」とする路線を取り上げ、廃止すると「…

JR北海道の“夢ある" 将来ビジョン

今回、再びJR北海道を取り上げる。なぜなら、昨日発売の「鉄道ジャーナル」(8月号)に、注目すべき記事が掲載されていたからだ。 今月号は、JR北海道の“特集"ということで、昨年11月に「当社単独では維持することが困難」と公表した根室本線(根室〜釧路)、釧…

JR北海道の現状と改革案

筆者は、大の鉄道好きかもしれない。だからこそ、都内の書店で「全国鉄道事情大研究ー北海道篇」(著者・川島令三、2017年4月19日発行)という新刊を見つけると、迷わず購入してしまう。川島氏の著書は、以前に数冊読んでいるが、その知識の豊富さと、鉄道路…

ラグビー合宿の聖地・網走市

今回は、ラグビー合宿の聖地・網走市を取り上げる。網走市は1987年、地域経済の活性化策としてラグビー合宿を本格化、89年に当時は珍しかった天然芝グランド(7面)を造成したことを機に、日本代表を含む国内一線級のチームらが毎年、合宿するようになった。 …

今こそ「宇都宮アリーナ」の新築を!

バスケットボール男子のプロリーグ「Bリーグ」の決勝が5月27日、東京・国立代々木競技場で開催(入場者1万144人)され、栃木ブレックスが川崎ブレイブサンダースを85-79で破り、初代王者に輝いた。この事実を知って、筆者は「今こそ、『宇都宮アリーナ』を…

横綱稀勢の里の出身地をどう考えるのか

横綱・稀勢の里が、夏場所11日目から休場して、寂しい場所になった。そんな中、今回取り上げるのは、横綱の出身地は“どうあるべきか"というテーマである。今年1月の初場所後、稀勢の里の横綱昇進が決定すると、テレビ局が本人の出身地を巡って、茨城県の牛…