2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

史家・渡辺京二を知っていますか

産経新聞に、在野の「知の巨人」と紹介された、史家・渡辺京二(88)のことを知っていますか。8年前、新聞の批評を読んで、同人の著書「黒船前夜ーロシア・アイヌ・日本の三国志」(2010年2月17日初版、㈱洋泉社、3045円)を購入した。この作品はその後、大佛…

遠軽高校校歌の作曲家・大中寅二とキリスト教

読売新聞は、7月5日から8月9日までの間、連載企画「時代の証言者」(25回)で、「サッちゃん」という名曲を作曲した大中恩(めぐみ、93歳)を取り上げた。この連載記事に注目したのは、恩氏の父親が遠軽高校の校歌(昭和27年1月30日制定)の作曲家・大中寅二…

常紋トンネルの掘削労働者の悲惨な歴史

ネットで、北見市の日刊紙「経済の伝書鳩」(8月1日付け)を見たところ、常紋トンネルの掘削労働者の死因に「第4の原因」判明という記事が掲載されていた。この記事の情報源は、北見市留辺蘂の郷土史研究家(74)で、北見市史編さん室が300部作成して関係者に…

共に大作家の吉村昭と司馬遼太郎との作風の対比

8月4日(土)の午後2時半から約2時間、都内・荒川区の区施設に参加者約百人を集めて、吉村昭研究会主催の「第10回悠遠(ゆうえん)会」が開催された。同会では、最初に朗読家・田中泰子氏が、ドイツ人医師のシーボルトと長崎の遊女との間に生まれたイネに関…

JR北海道の苦悩はいつまで続くのか

国土交通省は7月27日、JR北海道に対して2019、20年度の2年間で、総額400億円程度の財政支援を行うことを発表した。この内容は、「JR北海道の経営改善について」という形で発表されており、我が輩もネットで読んでみた。 その主な支援策は、次の通りで…