2024-01-01から1年間の記事一覧

国産旅客機の開発失敗の原因

経済産業省は3月27日、航空機産業に関する有識者会議を開き、2035年以降をめどに次世代の国産旅客機の開発を目指す新たな産業戦略を策定した。これを受けて週刊誌「日経ビジネス」(2024年4月15日号)は、国産旅客機の開発に失敗した元三菱航空機社…

北北海道の高校ラグビー部は消滅危機

まずは、3月30日付「北海道新聞/オホーツク版」を読んで下さい。 ◇ 〈ラグビー部員 勧誘に力/管内全5高校15人確保できず〉 オホーツク管内の高校男子ラグビー部で、部員不足が深刻化している。3年生の引退に伴い、昨年全国高校ラグビー大会に出場した遠…

日本一地価が安いのは北海道の滝上町

4月11日発売の「週刊新潮」(4月18日号)に、見出し「地価1平米1750円ー日本最安の町の自己評価」という記事が掲載された。 ◇ 3月26日に発表された公示地価によると、全国でもっとも地価が高い市区町村は東京都中央区で、1平米あたり約950万円(商…

北海道開発費に占める道路予算

まずは、4月3日付「北海道新聞オホーツク版」を読んで下さい。 ◇ 〈オホーツク開発費300億円 24年度 道横断道の調査費など盛り込む〉 網走開建は2024年度のオホーツク管内関係分の開発事業費を発表した。道路や治水、農業農村整備費に関する事業な…

夢を持ちたいJR北海道へ

福島県と新潟県を結ぶJR只見線は、一部が豪雨災害で11年間普通になり、2022年に全線で再開した。それに対して、16年8月に北海道を襲った台風によって甚大な被害を受け、一部不通になっていたJR北海道の根室線富良野~新得間(81・7㌔)が昨日(3月3…

日米中にとって地政学的に重要な台湾

近年、米中対立の激化と「台湾有事」の危機が高まっているが、台湾が地政学的に重要な島であることは認識していたものの、これまで一度も台湾そのものを取り上げたことはない。そうした中、3月27日付「産経新聞」の正論欄に、同志社大学特別客員教授兼笹川…

下宿整備に邁進する遠軽町

北海道の道立高校では、3月1日には卒業式、3月18日には合格発表があり、これで2023年度の行事が全て終了した。そこで、今後の遠軽高校の見通しを考察したいので、まずは2月17日付け「北海道新聞オホーツク/遠軽・紋別版」の見出し「遠軽高に新下宿…

読売新聞が大きく取り上げた吉村昭

3月2日付「読売新聞」に、吾輩の大好きな大作家・吉村昭(1927~2006)に関する記事が掲載された。書いたのは、同紙特別編集委員・橋本五郎で、見出しは「胸のくぼみで眠る安息」(五郎ワールド)である。 ◇ 「吉村昭は一度として裏切られたことのない…

ロシアのウクライナ侵略開始から2年

ロシアによるウクライナ侵略開始から早いもので、2月24日で2年となった。ウクライナのゼレンスキー大統領は24日公表した映像で「われわれは独立のために戦っている。そして勝利する」と述べているものの、昨年6月から始まった東部や南部での反転攻勢は完…

金正恩独裁体制の崩壊は近いのか

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記が、昨年末から今年1月中旬にかけての「南北平和統一」を放棄すると宣言したことを受けて、2月6日付「産経新聞」で論説委員・斉藤勉が「金正恩氏『豊かな韓国』に怯える」と題し、次のように分析・解説した。 ◇ 北朝鮮で…

経済から見えた「箱根駅伝」

1月31日に購読している会員情報誌「月刊テーミス」(2月号)が、自宅に郵送されてきた。その中に、吾輩の大好きな「箱根駅伝」について、「『箱根駅伝』大熱狂の裏で商魂踊るー読売や日テレの暴走からそれに乗じる大学まで」と題して、次のように報じていた…

本年の「世界10大リスク」

謹賀新年。今年も来年の「でんすけ7」刊行を目指して、元気に文章を作成していきたいが、その前に新年早々の1月1日、最大震度7の地震が石川県能登地方を襲った。さらに翌2日には、羽田空港の滑走路で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し、炎…