書名「でんすけ5」の“はじめに" が完成

5冊目の「でんすけ」の自費出版が近づいているが、先ほど編集者に前書きの「はじめに」を送付したので、皆さんにも紹介します。

振り返れば、2012年12月からネットに文章を掲載し、それを書名「でんすけ」というシリーズ本として出版して、今回で5冊目の刊行に相成りました。上梓した文章は、一昨年10〜12月(16本)、昨年1年(48本)、本年1〜4月(21本)の総計85本です。

この期間は、新型コロナウイルスの感染拡大や、本年2月24日のロシアによるウクライナ侵略という予想外のことが起きて、まさに世界の様相が一変する時期に遭遇しました。特に、ウクライナ戦争に関しては、冷戦後の国際秩序が再編されるのではないか、ということで短期間に「ロシア・ウクライナ」関連を7本、それに関連して「北方領土」も3本書きました。

しかし、この期間は「20年東京夏季五輪」(21年7〜8月)と「北京冬季五輪」(22年2月)が開催されたことから、スポーツ好きということもあり「スポーツ」関連が9本と最も多かった。次いで一番楽しく書ける「遠軽高校遠軽町」関連が8本、地元千葉県の「我孫子市周辺」が6本、そして「アイヌ」「オホーツク管内」「中国」関連が各5本と続きました。

表紙と裏表紙、そして3冊目から始めたグラビアは、今春に北海道をほぼ一周した北海道旅行(5月9〜17日、フェリー2泊、札幌・稚内・滝上・網走・根室・釧路各泊)で撮影したカラー写真を豊富に使用しました。表紙は、初めて読んだ大作家・吉村昭の著書「羆嵐」の現地写真です。裏表紙は、今年8月26日にオープンする遠軽町芸術文化交流プラザ「メトロプラザ」の大ホールを採用しました。

グラビアに関しては、残忍、残虐、非情、無慈悲の限りを尽くしているロシアのウクライナ侵攻を意識して、旧ソ連軍に不法占拠された南樺太国後島に関連する写真を採用しました。その意味するところは、あまりにも“平和ボケ"した日本人に目を覚ましてほしいという願いがあります。

そのほか、遠軽町遠軽高校を知ってもらうために、遠軽町の全景写真や、積極的に遠軽高校にお邪魔して撮影した写真を採用しました。また、大好きな大作家・吉村昭の北海道取材の足跡を辿る写真も採用しました。

最後は、前回と同じように、友人からの激励の文面を紹介して、自分の励ましにしたいと思います。

ー「人間、関心を寄せるものが多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなり、また、ますます運命に左右されることが少なくなる。かりに、一つを失ってももう一つに頼ることができるからである」

バートランド・ラッセルの言葉である。でんすけ氏ほど多彩な分野に興味を持ち、しかも熱心に調べ、労を惜しまず、支援もする人間はめったにいない。しかも、いたって当人は幸福を味わっているのである。ー

(6月5日記)

という内容で、完成は7月中旬を予定しています。もう少し、お待ち下さい。