書名「でんすけ4」の“はじめに" が完成

4冊目の「でんすけ4」の自費出版が、追い込みに入ってきた。先ほど、編集者に前書きの「はじめに」を送付したので、皆さんにも紹介します。

早くも、4冊目の書名「でんすけ4」を刊行することになった。上梓した文章は、昨年7〜12月分(35本)と本年1〜9月分(53本)の総計88本であるが、これだけ短期間でシリーズ本を刊行するのは始めてだ。その意味では、一番頑張った期間と言える。

さて、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大で、ご多聞に漏れず吾輩もそれなりの影響を受けた。最も困ったのは、表紙と裏表紙、さらに前回から採用しているグラビアである。しかし、幸いなことに10月末に北海道旅行が実現したことで、当初から思い描いていた写真を採用することができた。

表紙の写真は今年7月、北海道白老町アイヌ文化の復興・発展を目的に開業した「ウポポイ(民族共生象徴空間)」でのアイヌの“歌と踊り"である。裏表紙は当初、遠軽高校校歌の作曲家・大中寅二の勤務先である都内港区の「霊南坂教会」を考えたが、1985年に建て替えたことから変更して、同「教会」の出身者・留岡幸助遠軽町に設立した「北海道家庭学校」の礼拝堂(大正8年建設)を採用した。

前回から掲載しているグラビアに関しては、最初の2ページは「霊南坂教会」から入手した大中寅二の顔写真2枚を採用したが、この2枚の写真は遠軽高校に贈った写真と同じである。そのほかの写真は、編集者の意向を受け入れて、10月末に撮影した北海道の写真を中心に採用した。

本文に関しては、今回は米中対立や香港問題を背景に、中国絡みの文章が10本と最も多かった。次いで、“遠軽町遠軽高校"に関するものが8本で、さらにコロナ禍での経済動向、安部政権による霞ヶ関人事動向、経営不振のJR北海道問題などがいずれも5本以上あった。それを考えると、対中国問題が吾輩の意識に大きな影響を与えたことがわかる。

最後は、3冊目の本を郵送した後に、友人が教育者・森信三(1896〈明治29〉〜1992〈平成4〉年)の名言を絡めて祝ってくれたメールを紹介する。

ー森信三の言葉に、人間の一生を10年刻みでみると、60からは月並みな人間は楽隠居がしたくなる(定年延長前は)が、ここから10年頑張る。すると70の祝いは盛んにやって貰えるだろう。しかし、それから又10年頑張る。すると、このコースが一生で、一番面白い。とあるが、でんすけ氏の生き方と通ずるものがある。人生二度なし、さらなる活躍を期待しています。ー

(11月17日記)

という内容です。完成は12月20日前後の予定ですので、それまで楽しみに待っていて下さい。