山の水族館

先月23日の日曜日、北見市留辺蘂に所在する「山の水族館」を見学した。最近、首都圏でも新聞やテレビで報道され、新たなオホーツク地方の観光資源になっている。

水族館の駐車場に乗用車を止め、周りを見渡すと、何となく旭川市の旭山動物園に来た感覚になった。入場券は670円で、年間パスポートは1000円と、旭山動物園と同じ料金対応になっている。

館内では、10か所くらいのコーナーがあり、一通り見て歩いても50〜60㍍くらいの距離である。本当に小さな水族館である。

何故、これほどまでに人気水族館になったのか?私の見るところ、第一に日本には川魚だけの水族館は少ない。第二は北海道の大魚・イトウが見事に泳いでいる。第三は北海道の山奥に所在するーなどが考えられる。

この人気施設を一過性にしてはならない。一過性というと、思い出す事がある。遠い昔、当時の課長から「君の作成した資料を中曽根首相が読んで『良く出来ている』と誉めたようだ」との話しがあった。当然、私は喜んだところ、課長は「でも一過性ではなぁ」と付け加えた。そうなのだ、継続こそ力なりという言葉があるように、この水族館の人気を維持してこそ価値があるのだ。

でわ、どうすれば、人気水族館として維持出来るのか?例えば、現在イトウの捕食の実演を週2回実施しているが、出来れば毎日実施したい。そのためには、水槽を増やしたり、また、大きな池を設置して、人間様が横から見られるように出来ないものか。まだまだ、改善の余地があるようだ。

それにしても、この水族館を全国レベルにした職員は素晴らしい。北見市は、この職員を市民栄誉賞などの賞で報いるべきだ。何の価値も作り出さないで、高給の市議よりも断然北見市に貢献しているのだから…。