マウレ山荘

今月23日の日曜日は、遠軽町丸瀬布に所在するマウレ山荘に宿泊した。マウレとは、アイヌ語で「ハマナス」の意味。はっきり言って、こんな素晴らしい温泉施設とは思わなかった。

実は、転勤族の息子である私は、高校2〜3年生当時、丸瀬布町に住んでいた。町内から山奥に一度も行った事はなく、当時国民宿舎がある事も知らなかった。

露天風呂に入ったが、直ぐに肌がツルツルになり、温度もちょうど良いので長湯になった。年齢65歳前後の男性は、西宮市に居住しており、5年前にマウレ山荘に初めて宿泊した。それ以来、毎年北海道を旅行する際には、必ずマウレ山荘に宿泊している。だから、今年春の選抜大会では、遠軽高校のスタンドで応援したとの事。

食事のテーブルには、おしながきが置かれていた。公共施設で、おしながきとは珍しい。確かに料理は素晴らしく、多分、遠紋地方では最高級の温泉施設である事は間違いない。

従業員の話しでは、職員数は20人で、板前などは札幌などの出身者であるが、そのほかの職員は地元の者との事であるので、遠軽町にとっては、大事な雇用の場である。

以前、芦別市国民宿舎に宿泊した際、食堂入口に「北海道一の公共施設」と書かれていたので、フロントの年配男性に日本一の公共施設である国民宿舎鵜の岬」の事を尋ねたが、クビを傾げるだけであった。北海道人は、北海道一で満足しているようだが、マウレ山荘の職員には日本一を目指して欲しい。