13歳のトランペット奏者・児玉隼人君

謹賀新年。今年も頑張って文章を作成し、年末には6冊目の書籍として出版したいと考えています。それには、まずは健康が第一ですので、健康に留意して「情報収集」に努めたいと思います。

さて、今年最初の話題は、釧路市の中学生トランペット奏者である児玉隼人君(13歳)を取り上げます。昨年12月24日に、遠軽高校吹奏楽局が遠軽町で「クリスマスコンサート」を開催したが、そこに天才少年として中学1年のトランペット奏者・児玉君が出演したのだ。音楽的才能がなく、音楽界のことも詳しくないので、「児玉隼人って誰だ!」と考えたわけである。

ところが、ネットで1月5日のNHKの北海道ニュースを見たら、この少年が取り上げられていた。そこで児玉君をネットで調べてみると、昨年10月10日開催の「第23回大阪国際コンクール」で優勝・文部科学大臣賞を受賞するなど、以前から音楽関係者の中では注目されていたトランペット奏者であった。父親はプロのチューバ奏者、母親もトロンボーン奏者という音楽一家で、将来的には海外留学や世界で活躍するソリストを目指すことから、今年4月から家族で東京に引っ越し、新しい生活を始めるという。

ネットでは、動画投稿サイト「ユーチューブ」で遠軽高校吹奏楽局と一緒に演奏している場面や、色々な場所で演奏している風景を公開しています。さらに児玉君の小学生の時の演奏場面も見られるので、是非とも視聴してみて下さい。

吾輩は楽器を全く使いこなせないが、高校時代から「夜空のトランペット」(1965年に世界的大ヒット)という楽曲が好きで、高校3年の時に吹奏楽部でトランペットをやっていた同級生に演奏して貰ったことがあります。トランペット奏者というと、トランペットの王様「ニニ・ロッソ」(1927~1994)が有名で、当然のことに以前から同人のCDは持っていますが、最近も「ニニ・ロッソ 日本の名曲ベスト CD2枚組」を購入しました。ということで、この児玉君が何十年後に、世界的なトランペット奏者になっているのではないかと感じた次第です。

それから同じ5日のNHKの北海道ニュースでは、酪農が盛んな道東・根室管内別海町の若手酪農家(25歳)が、今後の経営の見通しが厳しいことから離農するニュースが流れてきた。昨秋頃からウクライナ情勢や円安などの影響で、牛の餌となるトウモロコシなどの飼料価格が高騰して、酪農家の経営を圧迫していることは把握していたが、まさか別海町で酪農家15戸が離農する事態になっているとは知らなかった。

しかし年始のニュースを見ていると、今年の春闘に対して経営側の「物価高に伴って賃上げに積極的に対応する」との発言が多いので、多くの企業で従業員の賃金水準を一律に引き上げるベースアップ(ベア)が実現するであろう。そうであれば、明治、森永乳業雪印メグミルクなどの乳業大手は、乳業製品の価格転嫁で酪農家からの乳価(牛乳の価格)を引き上げることができる。そもそも大企業の内部留保は500兆円を超え、以前から問題になっていた以上、今年のベアは間違いないが、果たしてどの程度のベアと定期昇給に結び付けられるのか、今から関心が持たれる。

※後記ー北海道オホーツク管内の友人(酪農家)の反応

これ程の三重苦(飼料価格の高騰、売却する子牛の価格急落、牛乳の需要減)に見舞われている酪農家の苦境は、これ迄で一番だと思う。離農は道東だけでなく道北の主産地など、全国に及ぶだろう。数年前牛乳が不足し、国の増産大号令のもと、畜産クラスター事業で大規模化の途中での、このざまだ。やがて、離農が多すぎて牛乳不足が早晩訪れる。皮肉な事態になることは、目に見えている!