訂正・遠軽高校の心配事

3日前、「遠軽高校の心配事」との題名で文章を書いた。ところが昨日、地元・滝上町の友人から同日付けの「北海道新聞」オホーツク版が、FAXで送られてきた。

見出しは「遠軽高『単位制』1期生が健闘ー国公立大に現役合格30人」であった。これは“まずい"と考え、新たに文章を作成した。でも“嬉しい訂正文章"である。

引用が長くなるが、良くまとまった記事であるので、全文掲載する。

遠軽高の今春の卒業生の進路実績がまとまり、国公立大(大学校を含む)の現役合格者数が延べ30人と過去最多に並んだ。今春の卒業生は、同校が2011年度から導入した「単位制」の1期生。きめ細かな進路指導などが成果に表れた形だ。

同校は興味や進路に応じた科目を生徒が選択できる単位制移行の目玉として、進路希望に応じたゼミ活動を2、3年次で実施。「大学進学」や「公務員」、「専門学校」などのゼミごとに試験対策をしたり、受験情報を教えたりするなど細かな進路対策を施した。また、学力上位層による進学クラスも各学年に1クラス設置した。

今春は5学級194人が卒業。国公立大の現役合格者数は延べ30人と、前年度より17人増えた。内訳は北大と小樽商科大が各1人、釧路公立6人、北見工大5人、防衛大3人など。これまでは8学級だった1985年度と、6学級だった2010年度のそれぞれ30人が最高で、今春は生徒数が少ない中、この記録に並んだ。

また、単位制とは直接関係がないが、今春の卒業生は部活動でも実績を残した。

野球部が、21世紀枠で昨年の選抜高校野球大会に出場した。ラグビー部は北北海道大会で4連覇を達成して、全国大会に臨んだ。

単位制1期生の年次主任を務めた山内宣明教諭は「都市部の学校に行かなくても、地元の遠軽から国公立大に行けるということ。今後は5人に1人に当たる40人が国公立に進むことを目指したい」と話している。ー

前回の文章は、3月20日頃締切の数字であったし、対象大学数が少なかったので、悲観的な内容になった。毎年、主要大学合格者数を掲載している「週刊朝日」と「サンデー毎日」は、もう少し遅くに確定数を出すべきだし、対象大学数も増やすべきだ。それにしても良かった。そして、良い記事であった。