熊本県民の誇り・熊本城

今回は、熊本城。入場料は500円で、見学時間は、たっぷり2時間。何せ、想像以上の大きな城であるのだ。

内人の説明によると、敷地面積は江戸城に次いで全国2位、観光客は平日で2000人、休日は4000人以上という事で、沖縄・首里城に次いで全国2位。友人も感じていたことであるが、いずれの案内人も自信と誇りを持って説明していた。熊本県民にとって、熊本城が誇るべき文化遺産であると共に、観光資源であることが良くわかった。

熊本城は、加藤清正が1601年に築城に着手し、1607年に落成。そして、明治10年の西南戦争の薩摩軍総攻撃の3日前、原因不明の出火で天守閣と本丸御殿一帯が全焼した。案内人の説明では、薩摩軍の砲撃で熊本城の天守閣が炎上すれば、それ以前の戦いでは敗戦になるとの事。そこで、司令長官の谷千城が参謀の児玉源太郎に命じて火を付けたようだ。しかしながら、薩摩軍の砲撃は熊本城に達しなかったということで、今から考えると残念なことをしてしました。西郷隆盛は、敗走した際に「加藤清正にやられた」と言ったらしい。それほど、素晴らしい城なのだ。

現在の天守閣は、1960年に一般からの寄付金も募り1億8000万円の費用をかけて外観復元したが、中には株で儲けた5000万円を寄付した人もいた。熊本城は、未だに復元工事中との事で、ここでも熊本県民の意気込みが感じられる。

最後に“熊本城見づして城を語るな"と言いたい。