メダル

 アイスホッケー選手の厳しい現実を知ってもらうためにメールしたが、結果的に勝つ事が出来て喜んでいます。人間とは、欲が深いもので、五輪出場が決まると、更に「次はメダルだ」ととんでもない事を望みます。しかし、この1年間の強化しだいでは、銅メダル獲得は可能ではないか。問題は強化資金です。強化費については、次のような事があった。2007年4月、栃木・日光市でアイスホッケー女子の世界選手権(2部)が開催され、その際、元法相・森山真弓氏(栃木県選出)の秘書が中心になり、資生堂、トヨタ、キヤノンの各社から2000万円、計6000万円を集めた。しかし、開催費用は3000万円で足り、残った3000万円は連盟が男女の強化費用にする事にしたが、森山氏が「女子選手強化のために集めたのに、男子選手のためにも使用するのはおかしい」とクレームを付け、全て女子選手強化に使用される事になった。しかしながら、前回のバンクーバー五輪最終予選で日本は中国に0ー2で敗れて五輪出場を逃した。現在の日本チームのユニフォーム左肩には、「高須クリニック」と書かれたペンダントが貼り付けられているが、多分、500~1000万円の広告費だ。スポーツ紙によると、高須氏は「5000万円から1億円を出してもいい」と報道されているが、何時まで支援して貰えるのか、やはり大企業にもお願いしたいものだ。過去、ベースボール・マガジン社から雑誌「アイスホッケーマガジン」が発行されていたが、販売不振で07年に突然廃刊。今後、雑誌の発行を復活させるのかも注目点だ。