2021-01-01から1年間の記事一覧

北海道ならではの教育機関の悩み事

ネットで「北海道新聞」の連載記事「札幌集中のリアル・広がる教育格差」(4月20日と22日付け)を読むと、北海道ならではの教育機関の悩み事が見えてきたので、オホーツク管内の友人から記事全文を送付してもらった。それでは、新聞記事の主要な部分から紹介…

アイヌ文化の理解力アップを求めて

千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館(歴博)で特集展示「アイヌ文化へのまなざしーN・G・マンローの写真コレクションを中心にー」(昨年12月22日〜5月9日)が開かれていたので、4月21日に訪ねてみた。会場には、同館所蔵のアイヌ資料が十数点展示されていた…

NHK北見放送局の“業務縮小情報"は本当であった

やはり、NHK北見放送局の“業務縮小情報"は本当であった。それでは順序だって、この重要な情報の経緯を記していく。まずは、3月1日に配達されてきた情報誌「選択」(3月号)から紹介する。 ◇ ーNHKの経費削減で放送設備が縮小 公共放送の質低下を危ぶ…

遠軽高校を盛り上げる地元企業

いよいよ明日から、コロナ禍での2年目の新年度が始まるが、まずは3月29日付け「北海道新聞」を紹介する。 ◇ 〈「寮の新生活楽しみ」遠軽高 球児向け施設完成〉 【遠軽】町内の建設業、菅野組(菅野伸一会長)が建設、運営する遠軽高野球部向けの寮「フォルシ…

ウイグル民族弾圧問題はこれからが正念場だ!

中国共産党による少数民族・ウイグル人への人権弾圧の惨状が国際問題化している中で、3月19日付け「産経新聞」は次のような記事を掲載した。 ◇ 〈女性の死 ウイグル社会に衝撃/収容所収監の父を探しに帰国/覚悟の行動 説得できず自責〉 あるウイグル人女性…

北海道の「戦後開拓者」は悲惨なものだ!

3月3日のネットを見ると、毎日新聞が次のような記事を配信していた。 ◇ 〈戦後開拓者の苦闘「残したい」 札幌の元教員が自費出版〉 太平洋戦争終結間際の1945年7月以降、国は空襲の被災者や海外からの引き揚げ者を農業に従事させ、全国各地の開拓を推…

JR北・四国の若手離職者の多さよ

JR北海道を応援するため、日頃から希望が持てる記事を集めているが、紹介できる資料がなかなか見つからない。特に、新型コロナウイルス感染症の拡大で、乗客が大幅に減少した昨春からは、収支が大幅に悪化した報道しかお目にかかれなくなった。そうした中…

瀬古選手が日本歴代50 傑から消えた

2月28日開催の「第76回びわ湖毎日マラソン」で、鈴木健吾選手が2時間4分56秒の日本新記録で初優勝したが、吾輩は余りこのレースを注目していなかったので、23㌔付近からテレビ観戦を始めた。ところが、20人近い選手が日本記録を上回るハイペースでレース…

芳賀・宇都宮LRTの整備の行方

月刊誌「鉄道ジャーナル」は、2〜3年に一度北海道の鉄道を特集するので、この時には購入するが、まさに2月20日発売の4月号はそれに該当する。特集「凍てつく北の鉄路」(9〜57ページ)では、北海道新幹線の建設工事を見る、最北端最後の砦ー孤高の一本道…

吉村昭研究会と「吉村昭文学資料館」

2月10日に「吉村昭研究会」(会長・桑原文明)から季刊会報誌「吉村昭研究第53号」(72ページ)が郵送されてきた。その中で注目した読み物は、吉村昭の長男・司氏の「吉村昭文学資料館」の訪問記である。 ◇ 日本一小さな文学館を訪ねるー吉村司 父の作品を研究…

平等という名の全体主義

前回(2月16日)「言論の自由をないがしろにするな!」という文章を作成したが、その後「産経新聞」(2月19日付け)が吾輩が危惧していたことを書いてくれた。それでは、連載記事「モンテーニュとの対話」(95)の中の見出し「平等という名の全体主義」であるが…

言論の自由をないがしろにするな!

日本オリンピック委員会(JОC)の臨時評議員会(2月3日)での森喜朗元首相(昔から批判的に見ていた人物)の「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」旨の発言が明らかになった以降、左翼メディアを中心に異常なバッシングが始まった。はっきり言って、…

北方領土問題とプーチン政権の前途

久しぶりに、北方領土問題を取り上げる。そこで、まずは2月9日付け「産経新聞」(論説委員・遠藤良介)の記事「一筆多論ー求む第二の明石元二郎」を紹介する。 ◇ ロシアとの北方領土交渉が無残なことなってしまった。安倍晋三前政権は色丹島と歯舞群島に2島…

駒澤大学陸上部を立ち上げた遠高卒業生

北見市の日刊フリーペーパー「経済の伝書鳩」(1月21、25、2月1日付け)を読んで驚いた。それは、見出し「駒澤大学 箱根10区で大逆転」という連載記事(3回)である。 ◇ 初代主将、優勝に万感ー北見の76歳男性、陸上競技同好会創立に奔走した学生時代 北見市…

沖縄戦の北海道市町村別の戦死者数

前回は沖縄戦を取り上げたが、北海道出身者としては、どうしても北海道の戦死者(1万8千余)の市町村が知りたくなる。ネットで調べると、都道府県ごとの戦死者数は掲載されているが、沖縄県以外は市町村ごとの戦死者数は公表されていない。北海道の場合、そ…

沖縄戦の高級参謀の手記を読了して

昨年末に、柏市内の古本屋で購入(百円)した書名「沖縄決戦ー高級参謀の手記」(著者=八原博通、読売新聞刊、定価780円、昭和47年8月15日第一刷)を読了したが、これほど気が重い通読は久しぶりのことだ。著者の八原博通陸軍大佐(1902〜81年)は、1944年…

マルキシズムとアフターコロナ

最近、カール・マルクスの関連本が売れ、テレビ番組でも特集が組まれるなど、死後約140年が経ったマルクスがちょっとしたブームになっている。例えば、新刊「今こそ『社会主義』」(著者=池上彰・元NHK職員と的場昭弘・神奈川大学副学長、朝日新書)が出た…

中国共産党をもう助けるな

謹賀新年。今年も新型コロナウイルスに負けずに生き延びよう! 元日付の「産経新聞」を読んでいると、オンライン鼎談で国際政治学者・細谷雄一は「21世紀の形」が「2021年からの10年間で決まる」とする一方、「『中国の世紀』になるとは思っていない」と…