2018-01-01から1年間の記事一覧

日本国憲法第九条「戦争放棄」の密談

最近、新著「密談の戦後史」(著者=塩田潮、角川選書)を読了した。この新著では、1945年8月の第二次世界大戦終結から、2度目の安倍政権が発足する2012年12月まで、67年間の政治史の計33の密談を紹介している。そこで筆者は、面白そうな密談3つを紹介する予…

「沖縄疎開の父荒井退造」という本が自費出版された

我が輩は、戦時中に沖縄で亡くなった元沖縄県警察部長・荒井退造のフアンである。そのような理由から、ネットで宇都宮市在住の塚田保美氏が「沖縄疎開の父 荒井退造」(216ページ)という本を自費出版したということを知ると、すぐに地元の友人にお願いして本…

JR北海道の「観光列車」と「新千歳空港駅」のお話し

鉄道好きにとっては、車両に乗る時も、路線を想像する時も、楽しい一時だ。その一方、JR北海道における北海道新幹線の赤字倍増103億円(2017年度)、石北線の無人駅5駅の廃止などという報道は、聴きたくもないニュースだ。 そんな中、楽しみなニュースが流れ…

古本「増補松浦武四郎」を購入した

今月1日、初めて柏市の某古本屋を訪ねた。この際、店主に「松浦武四郎の本はないですか」と尋ねたところ、店主は山積みの中から一冊の古本を取り出した。手に取ると、破れた外箱から「増補松浦武四郎」という書名の古本が出てきた。 さっそく奥付を見ると、…

松浦武四郎と渚滑川& 滝上町&アイヌ

本年は、明治元年(1868年)から150年、そして北海道も「蝦夷地」から「北海道」と改称して、今年で150年である。北海道の「名付け親」は、三重県出身の探検家・松浦武四郎(1818〜88)で、江戸時代末期の13年間で6度の蝦夷地調査を実施、その際にはアイヌ民族…

二冊目の「でんすけ2」が刊行

本日、我が輩の2冊目の著書「でんすけ2」が刊行し、自宅に郵送されてきた。2冊目は、2016年4月から17年末までのブログで、本の厚さは234ページである。1冊目の361ページに比べると、3分の2の分量であるが、取り上げた期間が1年9カ月ということもあ…

新聞社が抱える購読者減少と打開策

我が輩は“新聞大好き人間"であるので、新聞に関する新著が出版されると、どうしても購入してしまう。ということで、今回は新著「新聞社崩壊」(著者=畑尾一知・元朝日新聞販売部長)を読了した。本の中身は、新聞社の抱える購読者減少と打開策であるが、下記の…

ラグビーのケガを少なくするために

久しぶりにラグビーのことを書くことにした。今日の朝日新聞に、タイトル「ラグビーの逆ヘッド 25倍危険」という記事が掲載されていたからだ。中高校生ラガーマンには、絶対に知るべき知識と考えるので、この記事を転載させてもらいます。 ◇ ボールを持って…

遠軽町の人口2万人切りは秒読み段階

北海道の人口が減少する中で、遠軽町も例外なく人口が減少している。その結果、人口2万台という重みのある数字を維持出来ない日が近づいている。本年3月末の人口は、2万118人で、昨年3月末と比べると365人も減少しているからだ。ちょっと、加速がついて…

米国映画「レッド・スパロー」の現実性と批評

一昨日、東京・日比谷の映画館で、米国映画「レッド・スパロー」(主演=ジェニファー・ローレンス)を観た。スパローとは、スズメという意味で、つまりは「赤いスズメ」という題名になる。映画の内容は、ロシアの情報機関の常套手段である、若い女性の肉体を利…

宇都宮市のLRT建設の問題点と期待面

宇都宮市と芳賀町が計画している、LRT(次世代型路面電車)の動向を遠くから眺めていた。その理由は、もともと鉄道ファンであることと、宇都宮市が魅力ある都市に変貌して欲しいからだ。このLRTの起工式が、連休明けの5月にも行われるという。 宇都宮市…

産経新聞で紹介された大著「裏切られた自由」

本日の産経新聞に、第31代米大統領フーバーの大著「裏切られた自由ーフーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症(上・下)」(草思社・各8800円)の書評が掲載された。書評の内容に共感したので、紹介することにした。それでは、書評を転載…

大蔵省「57 年組」ー呪われた36 年?

学校法人「森友学園」との土地取引をめぐる文書を財務省が改ざんした問題で、佐川宣寿・前国税庁長官の国会での証人喚問が、来週の27日に行われるという。そこで、佐川氏の年次を調べたところ、大蔵省の「57年組」であることが分かった。と同時に、スクラッ…

深刻化するオホーツク北部の医療体制

昨日、オホーツク管内の友人から、遠軽・紋別地区の医療体制を嘆くメールが送られてきた。そこで、地方の医師不足の現状を知らせるべきと考え、先ずは友人の了解を得て、同人作成のメールから紹介する。 ○本日、朝の降雪は40センチ。この地に移住して7年目…

法務・検察の厳格な人事異動と異常な人事異動

久しぶりに、今月9日発売の月刊誌「文芸春秋」(4月号)を購入した。その理由は、ジャーナリスト・村山治(以下、人名は敬称略で失礼します)による「検察激震『官邸介入人事』の全貌ープリンスの事務次官就任は三度覆された」という記事が掲載されていたからだ…

JR北海道の経営再建にはこれしかない

2月の平昌冬季五輪が閉幕し、久しぶりにJR北海道の問題を書きたくなった。JR北海道が一昨年の11月18日に、全路線の約半分にあたる1237・2㎞(10路線13線区)を「当社単独では維持困難」と表明して、既に1年以上が経過した。この間、JR北海道と対象自治…

左派のどこが「リベラル( 自由主義的) 」か

またまた、本日付けの「産経新聞」の記事を紹介する。タイトルは「左派のどこが『リベラル(自由主義的)』か」で、書いたのは論説委員兼政治部編集委員の阿比留瑠比氏である。 ◇ 政治記事を書くうえで、ずっと違和感を覚え、どうしてそう表現するのか意味不明…

北朝鮮情勢と日本の新聞社説

本日の「産経新聞」を読んでいると、我が輩と同じ想いの論調に出くわした。そして、この記事を北海道の友人たちに、届けたいと思った。何故なら、北海道では「産経新聞」を購読できないと聴いているからだ。それでは、さっそく作家・ジャーナリストの門田隆…

日本の新聞業界の一端について

昨年末に、地元自治体の発行する広報紙などが、新聞販売店の申告部数に従って、自治体が手数料を支払っている現状を書いた。ところが、筆者の疑問に応える記事が、今月発行の月刊誌「文芸春秋」(3月号)に掲載された。記事のタイトルは「告白ルポー新聞販売…

今こそ、日本にも情報機関を!

本日の産経新聞に、注目する記事があった。ロンドン特派員の岡部伸(著書=「消えたヤルタ密約緊急電ー情報士官・小野寺信の孤独な戦い」、新潮選書)のインタビュー記事で、相手は英外交シンクタンク「ヘンリー・ジャクソン」アジア研究所長のジョン・ヘミング…

勲章制度を「栄誉に合理性はない」に納得!

筆者は、以前から「勲章制度」(現在22種類)に疑問を感じてきた。そうした中、今月発売の月刊誌「選択」(2月号)に、我が意を得たりの記事が掲載された。それは、河谷史夫氏の「本に遇うー栄誉に合理性はない」で、その中の登場人物・野田良之の考え方に凄…

可哀想な“五輪種目" のアイスホッケー競技

筆者は、以前からアイスホッケー競技に対するメディアの報道姿勢を批判してきた。その理由は、冬季五輪唯一の“球技競技"であるにも関わらず、余りにもメディアの扱い方が小さいからである。そんな中、もうすぐ「平昌冬季五輪」を開催する韓国からも、アイス…

「週刊文春」と「週刊新潮」に未来はあるか

日本で一番話題を提供している週刊誌は、「週刊新潮」と「週刊文春」であろう。この両誌の元編集者が、語り合った新刊書「『週刊文春』と『週刊新潮』闘うメディアの全内幕」(著書=花田紀凱/門田隆将、PHP新書)を読了した。そこで、いつもは最初に、著書の…

アメフットと高校ラグビーに対する提案

筆者にとって、年末・年始のスポーツ観戦は、もう半世紀前からの楽しみだ。今年も、1月13日開催の「ラグビー日本選手権」の決勝戦で、その楽しみは終了した。そこで、我が輩が日頃から考えている、アメフットと高校ラグビーの試合方式等について提案したい…

岩波書店の元社長・安江良介のことは忘れない

岩波書店は、1月12日に「広辞苑第七版」を発売したが、10年前に発売された「広辞苑第六版」では、台湾を中国の一部の「台湾省」と紹介しているので、台湾側は昨年12月11日に、岩波書店側に表記の修正を求めた。これに対して、岩波側は同22日付けで、「記述…

日本相撲協会に明日はあるのか

謹賀新年、今年も宜しくお願い申し上げます。本年最初のテーマは、筆者の大好きな大相撲に関してである。 昨日、大相撲の元横綱・日馬富士の暴行事件で、日本相撲協会臨時評議員会(議長=池坊保子)が開かれ、貴乃花親方の理事解任を全会一致で承認し、2階級…