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「道の駅」を利用して地域振興を実現したい

昨日の「読売新聞」に、「道の駅」の将来像を話し合う「道の駅2017 シンポジウム」の開催内容が、1ページ全面で報道していた。我が輩は以前から、もっと「道の駅」を利用して、地域振興を推し進められないかと思考してきたので、この記事に注目した。先ずは、新聞記事から、現在の「道の駅」の現状などを紹介したい。

○昨年10月末時点で、道の駅は全国で計1107存在する。都道府県別では、北海道117駅、岐阜県55駅、長野県44駅、新潟県39駅、兵庫県34駅の順に多い。

○道の駅が道路政策の中で取り上げられたのは1992年で、翌93年に103か所から始まった。ポイントは、24時間無料の駐車場と、清潔なトイレの提供という二つだけである。

○道の駅は、運転手の休憩施設から、地域産品の販売所、住民の活動拠点、防災機能を持った施設へと活用の幅がどんどん広がっている。

という訳で、現在では車を運転する人にとって、「道の駅」はなくてはならない施設である。と同時に、地元住民にとっても、なくてはならない施設である。その意味で、「道の駅」の設置は“道路政策"の中では、最も成功した事例かもしれない。

そこで、我が輩なりに、「道の駅」が地域の発展に貢献する施策を提案したい。つまり、地元の国道を通過する人と、「道の駅」を利用する人たちは、地域振興の“切り札"であるからだ。

先ず第一は、宿泊施設を併設する。温泉地ならば、温泉施設であれば最高であるが、風呂付きならば構わない。食事(地元の名物料理)は「道の駅」の食堂を利用して、素泊まりで三千円前後の料金にする。宿泊施設は、旅行者だけではなく、地元の住民も利用しやすくする。

第二は、地元を紹介する観光案内所などを併設する。例えば、小規模な博物館や、地元に縁のある人の銅像(現に長野県の雷電為右衛門、栃木県の二宮金次郎)を設置すれば、地元の観光施設や博物館に立ち寄る人が出てくる。

第三は、地元名産の工芸品を作るとか、地場の生産物を使用した料理を作るという“体験施設"を設置する。このほか、地元の歴史や名物を解説する“地元歴史家"との触れ合いを設定する。

要するに、「道の駅」を活用しての地域振興には、まだまだ改善する余地があると考える。その一方、「道の駅」の約8割が人口減少が進む中山間部にある以上、車による通行人を地域活性化に繋げない手はないという現実もある。どう通行人を滞在させるのか、どう通行人と交流するのか、どう通行人に地元産品を購入させるのか。いずれも難しい問題であるが、「道の駅」に改善の余地がある以上、お互いに知恵を出し合って、地域が元気になる施策を見つけ出したい。