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釧路市に所在する国の行政機関は帯広市に移転すべき!

最近、新刊本の「巨大津波 地層からの警告」(著者=後藤和久)を読んだ。読了後、やはり、釧路市に所在する国の行政機関は、全て帯広市に移転させるべきと思った。その理由は、明日かもしれないし、または100年後かもしれないが、釧路市に大津波が押し寄せる可能性が高いからである。

本の中では、道東地方は地震津波が多い地域であると紹介した後、

「道東地域の広い範囲で、17世紀頃に堆積積したと考えられる津波堆積物が報告されています。海岸線から3キロメートル以上内陸まで津波堆積物が報告されている場所もあり、東北地方を869年に襲った貞観津波を想起させるような巨大津波が北海道で17世紀に起きていたと考えられます。津波堆積物の広がりは、過去に観測された十勝沖や根室沖の地震が単独で起きた場所に発生する津波の規模ではまったく説明ができず、両方が一度に連動してマグニチュード8・5以上の巨大地震を発生させたと考える必要があることが数値計算によって明らかにされています。…道東で繰り返している地震は、中央防災会議では『500年間隔地震』という呼ばれ方をしています」

と書かれている。

一方、東北地方の古文書には、17世紀に発生した「1611年慶長地震津波」の記述が残されている。これによると、同じ日に3度の大地震があり、最後の地震の後に津波が来襲したとの事。そのため、慶長地震津波は、北海道の17世紀の根室・釧路沖の連動型巨大地震が原因だったとの意見もある。そうであれば、数値計算の結果、千島海溝沿いで従来の想起(マグニチュード8・5)より大きいマグニチュード8・9の地震が発生していた可能性があるとのことだ。

3年前、あるテレビ局の報道番組が、釧路川の上流10キロメートル以上の地点で、過去の大津波の痕跡(物証)を放映した。それ以後、筆者は友人たちに「釧路地方裁判所などの国の行政機関は、帯広市に移転するべきだ」と言ってきた。今回、紹介した書物を読んで、ますます帯広市に移転するべきとの考えに至った。

多分、吾が輩の主張に対して、釧路市民は怒るであろう。しかしながら、地質専門家の著者が「過去起きたことは将来にも起きる」との警告していること考えると、何かの巡り合わせで釧路市勤務になった国家公務員の人命、更に国や個人の大事な資料が失われる可能性がある以上、国は早急に国の行政機関を帯広市に移転すべきである。そして、道東の拠点都市を釧路市から帯広市に変更すべきである。