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優しい国・日本

前回、徳田虎雄氏の難病「ALS」の事を書いた。その時には、難病患者を抱えた家族は“医療費負担で大変だろうなぁ"と考えていた。ところが、本日の読売新聞を読んで驚いた。

新聞によると、修正案と言う事であるが、現在56の難病を対象に医療費助成しているが、来年以降は約300の難病に拡大。そして、医療費の月額負担限度額(夫婦の2人世帯)は、世帯年収に応じて5段階に区分。年収が最も多い810万円以上では、一般で3万円、重症で2万円、超重症で1000円。参考までに370万円以下では、一般で1万円、重症で5000円、超重症で1000円。徳田氏の場合、人工呼吸器をつけているので超重症者、年収に関係なく月額1000円。

これらの助成金は、全て税金である。色々な見方があると思うが、私はそこまで優しい国とは思わなかった。そう言えば、友人が以前、こんな事を言っていた。

横浜市の職員と、市営住宅入居について話しをした。その際、市職員は「市営住宅入居者には、多くの生活保護受給者がいる。このうち約1割の世帯は、家賃を支払っていない。しかし、市役所は裁判沙汰を嫌い、入居者の追い出を実施していない」と述べたと言う。

その背景には、日本国憲法第25条で述べられた「全ての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という生存権がある。そのため、市当局は腰が引けるのだろう。しかし、2万円前後の家賃も支払う事ができないとは、どのような生き方をしてきたのか、と考えてしまう。他人に優しい事は素晴らしいと思うが、その優しさを何回も受けると、それが当たり前と感じてしまうのではないか。

2011年度の生活保護費は3兆5千億円、医療費は38兆6千億円。65歳未満だと一人当たりの医療費は年間17万5千円、65歳以上では4倍余りの73万円との事。我々に出来る事は、お互い健康に生きて、少しでも政府負担を軽くする事しか出来ない。皆さん、健康に留意して、そして税金を1円でも多く支払いましょう(笑)。