紋別市の道の駅

6月末にオホーツク沿岸を旅行したが、地元のために批判と激励を書きたい。今回は、批判である。

21日午後1時30分からは、閉山した鴻之舞金山を説明員の案内で見学する事になっていた。その前に軽く食事でもと考え、午後零時ころ、道路標識の案内板に従い、国道から相当奥にある紋別市の道の駅に入った。ところが、道の駅らしき建物はなく、流氷センターの建物があった。

建物に入ったところ、奥に暇そうな受付の女性とトイレがあった。トイレで用を済ませてから女性に「ここは道の駅」と尋ねたところ、女性は「はい」と答えた。私は「国道沿いなら、今の3〜5倍はお客が入るのにね」と述べたところ、女性は「私もそう思います」と答えた。

食堂のメニューを見たところ、麺類はなく、お客は一人もいなかった。そして、食堂の横にある小さなお土産コーナーにもお客はいなかった。

仕方がないので、ラーメン屋を探しに紋別市内を走り回り、「氷紋の駅」の駐車場に入った。周りを見ると、道路の向こう側に「紋別観光協会」と書かれた看板が掲げられていた。

美味いラーメンを食べている途中、地元の人に“意見するべきか"と考えた。やはり、問題がある事を伝えるべきだと考えた。

観光協会に入ったところ、40歳くらいの男性が一人机に向かっていた。

私「旅行の者だが、今、道の駅に立ち寄って来た。ところが、場所は国道から離れているし、トイレは建物の奥にある。更に食堂のメニューは少なく、麺類はなし。道の駅は、トイレと食堂が完備し、そして地元の農作物やお土産が販売されていることから、全国で人気がある。あの施設は、誰のために建設したのか」

観光「確かに食堂はメニューが少ないです」

私「問題がある事は知っているのですか」

観光「実は、あの建物は流氷センターが主体で、道の駅は付け足しです」

私「付け足し?。あの建物は、いつ出来たのですか」

観光「12年前です。早くに建設してしまつたので、今出来ている道の駅ほど便利な施設になっていない」

私「はっきり言って、トイレを急いでいる人は良いかもしれない。しかし、それ以外の旅行者は迷惑施設だ。国道の標識から道の駅を外すべきだ」

観光「市議に伝えてもしょうがないので、市長に伝えておきます」

旅を急いでいる人には、時間のロスに繋がる施設には入りたくない。紋別市としては、新たに小さな施設でも作るしかないのではないか。