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網走のキャバレー

 昨年5月、長年の友人2人と一緒に道東6泊(他に2泊船中)の旅行に出た。途中、網走市に初めて一泊した。宿泊するホテルで、「網走市で一番大きなキャバレーを教えて欲しい」旨尋ねると、「今、網走市にはキャバレーはない」と答え、一番大きなスナックを教えてくれた。

  夜の網走市を初めて歩いたが、意外に飲食店が多く、街も明るかったので、何故か嬉しくなった。店内に入ると、女性が5人前後おり、「この店は市内で一番女性が多い」との説明。女性の話しで一番驚いた事は、網走市に所在する道庁の出先機関であるオホーツク庁について、「建物は5階建てで、職員が250人くらい在籍」という事。2時間くらい飲食したところで、7人くらいの背広姿の客が入ってきたので店を出たが、客はどうも道庁関係者に見えた。
  何を説明したいのか。高校時代、北見市(当時人口7万人)がオホーツク管内の最大都市であるので、道庁の出先機関を同市に移そうと動いたが、網走市(同4万人)が猛烈に反対していると聞いた事がある。なるほど、網走市の人口は現在4万人であるが、道庁の出先機関が無くなると、確実に5千人は減ると思う。もしかしたら、まだ減るかもしれない。それくらい、道庁の出先機関の存在が大きい事を、今回の旅で知った。要するに、北海道は税金で生活している人の影響力が、「内地」では考えられないくらい大きいのだ。北海道が、地元産業を自立させるために中央政府から予算を獲得するのであれば大賛成である。しかし、年がら年中、公共事業で雇用を維持するために予算を獲得するのであれば、まさに「ケインズ政策」で財政赤字を増大させるだけだ。北海道は、もっと強さがある観光業や農産物の付加価値に力を入れるべきだ。そのためには、新幹線を一日も早く札幌まで、出来れば旭川まで乗り入れて、旅客のほかに農産物の輸送にも利用すべきだ。