オウム問題

 上祐史浩の著書「オウム事件の17年目の告白」を読了。上祐は、2006年3月2日、広隆寺の弥勤菩薩像を見た時に非常な感銘を受け、麻原・オウム信仰を脱却出来た。母親の誕生日は1935年3月2日、麻原よりちょうど20年先に生まれた。有田芳生と上祐との対談で、カルトは「親と子の問題」として捉えて間違い。特に父性の欠如があると、大人になってもそれを求め続ける。麻原本人の言では、坂本弁護士事件の時に相当なプレッシャーを感じて、目が見えなくなったと。その身体的変化からくる恐怖が、ハルマゲドンの教えとシンクロしていた。つたない私の批評です。