佐々淳行の4人の政治家に対する評価

最近、吾輩の好きな警察官僚・佐々淳行の著書「私を通りすぎた政治家たち」(2014年8月30日第1刷)を古本屋で購入した。読んでみると、吾輩と同じような“国家観"や“価値観"で、ますます好きになった。いやいや、貴重な経験談を聞かせてもらい、大変勉強にな…

周恩来は偉大な政治家であったのか?

1972年9月に日中国交正常化が実現した際、多くの日本人は周恩来(1898年〜1976年)に好感を持ったと思う。その理由は、田中角栄首相と会談した際の立ち振る舞いが堂々としていたことと、さらに暴君の毛沢東の配下として中華人民共和国の成立時か…

新刊書「暴君ー新左翼・松崎明〜」の書評

本年4月28日初版の新刊書「暴君ー新左翼・松崎明に支配されたJR秘史」(著者=牧久・元日経記者、476P、小学館)が発売されたので、吾輩は5月末に購入できた。読了後、余りにも内容が充実した作品であるので、吾輩の「書評」よりも雑誌や新聞に掲載され…

北朝鮮問題を考える上で押さえておきたい事柄

最近、古本屋で購入した「『秘話』で綴る私と朝鮮」(著者=佐藤勝巳、晩聲社、1700円、2014年4月25日初版)を読了した。著者は、2013年12月に亡くなっているので、ある意味“遺言"と言えるためか、北朝鮮と関係が深い人物の動きや言動、そして朝鮮総聯活動…

あのドイツの政治家ワルター・リュブケが暗殺された

本年2月16日に、「新刊書『西洋の自死』の薦め」と題した文章を作成した。その際、2015年10月にドイツのヘッセン州カッセルで開かれた住民集会で、その行政区の首長ヴァルター・リュプケの発言を取り上げた。 ところが最近、地元の図書館で「ニューズウ…

元横綱・双羽黒こと北尾の壮絶な死について

今週、地元の図書館で、1週間前に発売された週刊誌「サンデー毎日」(7・21)を見たところ、元横綱・双羽黒こと北尾の死亡に関する記事が掲載されていた。吾輩は以前(平成25年7月7日と同30年1月5日)に書いた通り、当時19歳の北尾と二次会まで飲酒した経…

地方銀行の未来は“真っ暗闇" であるのか

一昨年の11月16日に、「日本の金融機関に前途はあるか」という文章を作成したが、その後の動向も悲観的なものが多い。特に地方銀行は、悲観的な報道が多く、まさに“冬の時代"に突入した感じだ。そこで、新刊書「地銀波乱」(編者=日本経済新聞社)を読了したの…

書名「でんすけ・3」の“はじめに"

いよいよ3冊目の「でんすけ・3」の自費出版が、追い込みに入ってきた。そこで、「まえがき」が完成し、編集者に送付したので、皆さんにも紹介します。 ◇ 早いもので、今般の書名「でんすけ・3」は、3冊目の刊行の運びとなります。上梓した文章は、昨年1…

新国立競技場は陸上トラックを残す、万々歳!

本日の新国立競技場に関する新聞報道には驚いたが、特に「朝日新聞」の詳細な記事は非常に参考になった。というのも、東京五輪の主会場である新国立競技場については、大会後に球技専門とする方針(吾輩は座席数を6万8千人から8万人に改修すると理解してい…

新刊「日本共産党の正体」を読了して

最近、評判になっている新刊「日本共産党の正体」(著者=福冨健一、新潮新書)を読了した。さすがに、著者は民社党本部の中枢に在籍していただけあって、共産主義の諸問題に大変詳しい。というのも、当時の民社党の党員は、民間労組上がりか、学生時代から反共…

バスケットボール選手の年俸は高い

6月20日に行われた米プロバスケットボール協会(NBA)のドラフトで、八村塁(21、ゴンザガ大)がウィザーズから1巡目指名をうけたことで、日本のメディアはこのニュースを大きく取り上げた。だが、吾輩の受け止め方は、「バスケットボール選手は恵まれてい…

「セメンヤは生物学的に男性」には驚いた

本日の産経新聞を見て、国際陸連の見解として「セメンヤは生物学的に男性」という記事には驚いた。というのは、陸上競技を半世紀にわたってウォッチしてきた吾輩としては、このような記事内容は始めてであるからだ。 そこで、まず最初に、この記事を紹介する…

天安門事件から30 年経ち中国共産党に対する見方は厳しい

今年は、1989年6月4日の天安門事件から30年経ち、中国国内や香港の動きに注目してきた。そうした中、香港の最後の総監であるクリス・パッテン(英オックスフォード大学名誉総長)の投稿文が、「週刊東洋経済」(6.15)に掲載されていた。 ◇ ー黒歴史「天…

世界的なバレエダンサーだったヌレエフの映画について

6月12日(水)の18時15分から、東京・新宿武蔵野館で英国映画「ホワイト・クロウ(白いカラス)」が上映されたので、18時前に映画館に到着した。ところが、入場券を購入しようとしたところ、観客席が「満席」という標示が出たので、案内人に「千葉県から1時間…

女系天皇を支持する者たちの思惑

やっぱり、産経新聞は日本に必要なメディアだ。昨日の産経新聞一面下「産経抄」に、次のような文章が掲載された。 ◇ 「国民統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもない」。共産党の志位和夫委員長は最近、党機関紙でこう語るなど、女性・…

オホーツク管内の高校美術とスポーツ大会の現状

以前、オホーツク管内の小中学生の学力低迷を嘆く文章を数回書いたが、今回はオホーツク管内の高校美術とスポーツ大会の現状を紹介したい。 吾輩は、3冊目の上梓を目的に、5月末に自家用車で北海道を旅行した。その際、遠軽高校を訪問(23日)して、江戸時代…

忘れてはならない「留萌沖三船殉難事件」

ネット(5月8日)の朝日新聞(北海道版)で、小説「海わたる聲ー悲劇の樺太引揚げ船『泰東丸』命奪われた一七〇八名の叫び」(著者=中尾則幸、柏艫舎、1300円)の出版を知った。さっそく、書店で取り寄せたところ、地元の留萌市辺りでも「留萌沖三船殉難事件…

遂に判明した大作家・吉村昭の療養温泉宿

吾輩は、大作家・吉村昭(1927〜2006)の熱烈なファンであることは、以前から記しているが、どうしても判明しないことが一つある。それは、吉村昭が若い時分、結核手術(昭和23年9月。手術は五時間半で、肋骨五本を切断)の後に栃木県の温泉地で療養し…

日本のアイスホッケー界が目指すところ

令和元年、最初のテーマは、日本のアイスホッケー界が目指すところだ。3月末で廃部になったアイスホッケーの名門「日本製紙クレインズ」は、後継チーム「東北海道クレインズ」として、4月23日にアジアリーグに新規加盟することが内定した。その意味では、…

あの「三島事件」に付随した昔話

明日からいよいよ新しい時代、令和が始まるが、連休前に新刊書「三島由紀夫が復活する〈新書版〉」(著者=小室直樹、毎日ワイズ)を読了した。この書物を手に取った理由は、著者の小室(1932〜2010)が、ソ連崩壊を予言するなど、先見性や分析力が抜群で…

北海道の防衛を任務とする「北鎮の男たち」の物語

1カ月前に発売された月刊誌「WiLL」(5月号)に、元産経新聞ワシントン支局長・湯浅博の「卒寿が励ます『北鎮の男たち』」が掲載されている。そこには、名も知られていない“元自衛隊員"のことが記されていた。 ◇ 天気図で見る限り、3月上旬の北海道・大…

音威子府名物「駅そば店」が営業再開

ネットの北海道新聞(4月20日)を見ると、「音威子府名物 駅そば復活 『常盤軒』創業80年 25日から『ファンのため頑張る』」との見出しが目に飛び込んできた。そこで、この記事を紹介するが、音威子府駅は、かつては宗谷本線と天北線の分岐駅であったこと…

中朝国境の白頭山に大噴火の予兆?

最近ネットで、朝鮮問題専門家などが、北朝鮮と中国の国境に位置する「白頭山」(標高2744㍍)に大噴火の予兆があると警告している。吾輩などは、もう40年前から白頭山が活火山である以上、いつかは噴火すると見ていたので、ついにその時が来たかという心…

北見市の新カーリング場建設で思考したこと

吾輩は以前から、人口規模がほぼ同じの北見市(北海道)と我孫子市(千葉県)との財政状況を通して、北海道の自治体が如何に恵まれているかを記してきた。そして、何でもかんでも公共事業を批判する左翼勢力を批判してきた。けれど、今回の北見市の新カーリング…

北海道と高知県との深い繋がり

ネットで、北見市の日刊紙「経済の伝書鳩」(4月5日付け)を見たところ、北見市の「ピアソン記念館」を管理するNPO法人ピアソン会が、「ピアソン夫妻伝道旅行日誌」(千円、82ページ)を発行した。本の中身は、アメリカ人宣教師・ピアソンが、1909(明治…

JR北海道は毎年280億円の支援が必要

JR北海道は4月9日、北海道新幹線の札幌延伸初年度までの「長期経営ビジョン」(2019〜31年度)などを発表した。国は昨年7月、19、20年度にそれぞれ約200億円の支援を決めたが、その際、21年度以降も支援を受ける条件として、30年度までの長期経営ビジ…

「承久の乱」は日本史のターニングポイント

最近、新刊書「承久の乱ー日本史のターニングポイント」(著者=本郷和人・東大史料編纂所教授、文春新書)を読了し、1221年の「承久の乱」が日本史のターニングポイントであることがよくわかった。だが、吾輩はどうしても、郷土の勇士・平将門のことを思い…

天皇陛下の「真のご学友」はテレビには出ない

今年も新年度に突入するとともに、1日には政府から新元号「令和」の発表があった。そして、吾輩の自宅には、情報誌「選択」(4月号)が配達されてきたので、参考になる記事3本を紹介することにした。 ①天皇が心許した「真のご学友」の死ー沈黙を貫いた記者…

左翼勢力の夢はいまだに「敗戦革命」か

左翼は嫌いだといいながら、図書館に置かれている左翼系の週刊誌や月刊誌は、それなりに目を通している。そうした中で、冊子「週刊金曜日」(2019・3・15)の読者欄の寄稿文と思われる文章が、非常に面白く、分析力が非常に優れているのだ。 ◇ 〈左翼でも…

安倍首相は憲政史上最長の政権に値するのか?

北方領土問題の解決に向けて、安倍首相はロシアのプーチン大統領と会談を重ねてきたが、最近のメディアは北方領土について触れなくなった。多くの外交専門家やロシア問題専門家と同じように我が輩も、危なっかしい安倍首相の対ロシア政策を見つめていたので…