史家・渡辺京二を知っていますか

産経新聞に、在野の「知の巨人」と紹介された、史家・渡辺京二(88)のことを知っていますか。8年前、新聞の批評を読んで、同人の著書「黒船前夜ーロシア・アイヌ・日本の三国志」(2010年2月17日初版、㈱洋泉社、3045円)を購入した。この作品はその後、大佛…

遠軽高校校歌の作曲家・大中寅二とキリスト教

読売新聞は、7月5日から8月9日までの間、連載企画「時代の証言者」(25回)で、「サッちゃん」という名曲を作曲した大中恩(めぐみ、93歳)を取り上げた。この連載記事に注目したのは、恩氏の父親が遠軽高校の校歌(昭和27年1月30日制定)の作曲家・大中寅二…

常紋トンネルの掘削労働者の悲惨な歴史

ネットで、北見市の日刊紙「経済の伝書鳩」(8月1日付け)を見たところ、常紋トンネルの掘削労働者の死因に「第4の原因」判明という記事が掲載されていた。この記事の情報源は、北見市留辺蘂の郷土史研究家(74)で、北見市史編さん室が300部作成して関係者に…

共に大作家の吉村昭と司馬遼太郎との作風の対比

8月4日(土)の午後2時半から約2時間、都内・荒川区の区施設に参加者約百人を集めて、吉村昭研究会主催の「第10回悠遠(ゆうえん)会」が開催された。同会では、最初に朗読家・田中泰子氏が、ドイツ人医師のシーボルトと長崎の遊女との間に生まれたイネに関…

JR北海道の苦悩はいつまで続くのか

国土交通省は7月27日、JR北海道に対して2019、20年度の2年間で、総額400億円程度の財政支援を行うことを発表した。この内容は、「JR北海道の経営改善について」という形で発表されており、我が輩もネットで読んでみた。 その主な支援策は、次の通りで…

北海道佐呂間町に存在した「栃木歌舞伎」

ネットで、北見市の日刊紙「経済の伝書鳩」(7月9日付け)を見たところ、年1回発行の地域文芸誌「文芸北見」(第48号、246ページで価格は1250円)の内容が掲載されていた。その中に、「岡田祐一さん(札幌市)の郷土史『佐呂間町栃木歌舞伎の盛衰ー川島平助が地…

日本も中国並みに対ロシア脅威の意識を

昨日の「産経新聞」の記事「新聞に喝!」は、我が輩と同じ認識であるので、全文を紹介する。見出しは「中国並みに対ロシア脅威を」で、書いたのは神戸大学大学院法学研究科教授・蓑原俊洋(昭和46年米カリフォルニア州出身)である。 ◇ 先日、米ワシントンを訪…

オウム事件に対する朝日新聞の無責任さ

毎年、この季節になると、暑さのために気力が衰えて、物を書く気にもならない。どうも、北海道出身者というよりも、体質的に暑さに弱い感じを受けている。だが、一昨日の6日(金曜日)に、死刑が確定していたオウム真理教の教祖・松本智津夫ら7人の教団元幹…

興部(おこっぺ)、イントネーションが面白いようだ

本日の「朝日新聞」を読んで、面白い記事を見つけた。その記事は「声の欄」の投書であるので、先ずはその投書を紹介する。 ◇ 〈50年忘れなかった「おこっぺ」へ(北海道・59歳)〉 道北の興部へ行く機会に恵まれた。「え、どこ?なんて読むの」という声が聞こ…

スポーツ選手のタトゥー( 入れ墨)を考える

現在、ロシアでサッカー・ワールドカップ(W杯)が開催されているが、日頃サッカーに関心のない人でもW杯はテレビ観戦する。そうした中で、優勝候補(前回準優勝)のアルゼンチン代表が、クロアチアに負けてグループリーグ敗退の危機にあることで、昨日の各紙…

遠軽高等女学生たちの学徒動員解明に向けて

我が輩は母親(昭和4年生まれ)から、戦時中に北海道滝上町の木材工場で戦闘機の合板作りに動員されていた、という話しは昔から聞いていた。もう少し詳しく記すと、 ○木材工場には、遠軽高等女学校の生徒1クラス(60人)のほか、旧制の遠軽中学校(父親が在籍)…

共産主義思想の何が人々を熱狂させたのか

先月末、都内の映画館でヨーロッパ映画「マルクス・エンゲルス」を観たことは記した。この際、映画館ではパンフレットと一緒に、マルクスとエンゲルスが起草した本「共産党宣言」(岩波文庫)を販売していたので購入した。久しぶりに読んでみたが、共産主義思…

千葉県西部の道路事情を一変させる外環道開通

6月2日午後4時に、東京外郭環状道路(外環道)の三郷南インターチェンジ(IC、埼玉県三郷市)と高谷ジャンクション(JCT、市川市)間の15・5㌔が開通した。我が輩も千葉県民として、以前からこの道路の建設状況には関心を持ってきた。その意味では、非常…

旭川市と宇都宮市との共通点・軍都

ネット(北海道新聞)によると、6月2日に旭川市内中心部の1・5キロで、マーチングバンドの祭典「第86回北海道音楽大行進」が開催(沿道には約14万8千人)された。参加者は、園児から社会人までの98団体・約3900人であるが、ピークだった1969年(昭和44年)には…

欧州映画「マルクス・エンゲルス」を観て

今週月曜日に、東京・神田神保町の岩波ホールで上映(4月28日から6月15日)されている、フランス・ドイツ・ベルギー合作の映画「マルクス・エンゲルス」(ラウル・ペック監督作品/2017年)を観てきた。この映画は、カール・マルクス(1818〜83)生誕200年記念作…

日本国憲法第九条「戦争放棄」の密談

最近、新著「密談の戦後史」(著者=塩田潮、角川選書)を読了した。この新著では、1945年8月の第二次世界大戦終結から、2度目の安倍政権が発足する2012年12月まで、67年間の政治史の計33の密談を紹介している。そこで筆者は、面白そうな密談3つを紹介する予…

「沖縄疎開の父荒井退造」という本が自費出版された

我が輩は、戦時中に沖縄で亡くなった元沖縄県警察部長・荒井退造のフアンである。そのような理由から、ネットで宇都宮市在住の塚田保美氏が「沖縄疎開の父 荒井退造」(216ページ)という本を自費出版したということを知ると、すぐに地元の友人にお願いして本…

JR北海道の「観光列車」と「新千歳空港駅」のお話し

鉄道好きにとっては、車両に乗る時も、路線を想像する時も、楽しい一時だ。その一方、JR北海道における北海道新幹線の赤字倍増103億円(2017年度)、石北線の無人駅5駅の廃止などという報道は、聴きたくもないニュースだ。 そんな中、楽しみなニュースが流れ…

古本「増補松浦武四郎」を購入した

今月1日、初めて柏市の某古本屋を訪ねた。この際、店主に「松浦武四郎の本はないですか」と尋ねたところ、店主は山積みの中から一冊の古本を取り出した。手に取ると、破れた外箱から「増補松浦武四郎」という書名の古本が出てきた。 さっそく奥付を見ると、…

松浦武四郎と渚滑川& 滝上町&アイヌ

本年は、明治元年(1868年)から150年、そして北海道も「蝦夷地」から「北海道」と改称して、今年で150年である。北海道の「名付け親」は、三重県出身の探検家・松浦武四郎(1818〜88)で、江戸時代末期の13年間で6度の蝦夷地調査を実施、その際にはアイヌ民族…

二冊目の「でんすけ2」が刊行

本日、我が輩の2冊目の著書「でんすけ2」が刊行し、自宅に郵送されてきた。2冊目は、2016年4月から17年末までのブログで、本の厚さは234ページである。1冊目の361ページに比べると、3分の2の分量であるが、取り上げた期間が1年9カ月ということもあ…

新聞社が抱える購読者減少と打開策

我が輩は“新聞大好き人間"であるので、新聞に関する新著が出版されると、どうしても購入してしまう。ということで、今回は新著「新聞社崩壊」(著者=畑尾一知・元朝日新聞販売部長)を読了した。本の中身は、新聞社の抱える購読者減少と打開策であるが、下記の…

ラグビーのケガを少なくするために

久しぶりにラグビーのことを書くことにした。今日の朝日新聞に、タイトル「ラグビーの逆ヘッド 25倍危険」という記事が掲載されていたからだ。中高校生ラガーマンには、絶対に知るべき知識と考えるので、この記事を転載させてもらいます。 ◇ ボールを持って…

遠軽町の人口2万人切りは秒読み段階

北海道の人口が減少する中で、遠軽町も例外なく人口が減少している。その結果、人口2万台という重みのある数字を維持出来ない日が近づいている。本年3月末の人口は、2万118人で、昨年3月末と比べると365人も減少しているからだ。ちょっと、加速がついて…

米国映画「レッド・スパロー」の現実性と批評

一昨日、東京・日比谷の映画館で、米国映画「レッド・スパロー」(主演=ジェニファー・ローレンス)を観た。スパローとは、スズメという意味で、つまりは「赤いスズメ」という題名になる。映画の内容は、ロシアの情報機関の常套手段である、若い女性の肉体を利…

宇都宮市のLRT建設の問題点と期待面

宇都宮市と芳賀町が計画している、LRT(次世代型路面電車)の動向を遠くから眺めていた。その理由は、もともと鉄道ファンであることと、宇都宮市が魅力ある都市に変貌して欲しいからだ。このLRTの起工式が、連休明けの5月にも行われるという。 宇都宮市…

産経新聞で紹介された大著「裏切られた自由」

本日の産経新聞に、第31代米大統領フーバーの大著「裏切られた自由ーフーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症(上・下)」(草思社・各8800円)の書評が掲載された。書評の内容に共感したので、紹介することにした。それでは、書評を転載…

大蔵省「57 年組」ー呪われた36 年?

学校法人「森友学園」との土地取引をめぐる文書を財務省が改ざんした問題で、佐川宣寿・前国税庁長官の国会での証人喚問が、来週の27日に行われるという。そこで、佐川氏の年次を調べたところ、大蔵省の「57年組」であることが分かった。と同時に、スクラッ…

深刻化するオホーツク北部の医療体制

昨日、オホーツク管内の友人から、遠軽・紋別地区の医療体制を嘆くメールが送られてきた。そこで、地方の医師不足の現状を知らせるべきと考え、先ずは友人の了解を得て、同人作成のメールから紹介する。 ○本日、朝の降雪は40センチ。この地に移住して7年目…

法務・検察の厳格な人事異動と異常な人事異動

久しぶりに、今月9日発売の月刊誌「文芸春秋」(4月号)を購入した。その理由は、ジャーナリスト・村山治(以下、人名は敬称略で失礼します)による「検察激震『官邸介入人事』の全貌ープリンスの事務次官就任は三度覆された」という記事が掲載されていたからだ…