読売新聞が大きく取り上げた吉村昭

3月2日付「読売新聞」に、吾輩が大好きな大作家・吉村昭(1927~2006)に関する記事が掲載された。書いたのは、同紙特別編集委員・橋本五郎で、見出しは「胸のくぼみで眠る安息」(五郎ワールド)である。 ◇ 「吉村昭は一度として裏切られたことのない…

ロシアのウクライナ侵略開始から2年

ロシアによるウクライナ侵略開始から早いもので、2月24日で2年となった。ウクライナのゼレンスキー大統領は24日公表した映像で「われわれは独立のために戦っている。そして勝利する」と述べているものの、昨年6月から始まった東部や南部での反転攻勢は完…

金正恩独裁体制の崩壊は近いのか

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記が、昨年末から今年1月中旬にかけての「南北平和統一」を放棄すると宣言したことを受けて、2月6日付「産経新聞」で論説委員・斉藤勉が「金正恩氏『豊かな韓国』に怯える」と題し、次のように分析・解説した。 ◇ 北朝鮮で…

経済から見えた「箱根駅伝」

1月31日に購読している会員情報誌「月刊テーミス」(2月号)が、自宅に郵送されてきた。その中に、吾輩の大好きな「箱根駅伝」について、「『箱根駅伝』大熱狂の裏で商魂踊るー読売や日テレの暴走からそれに乗じる大学まで」と題して、次のように報じていた…

本年の「世界10大リスク」

謹賀新年。今年も来年の「でんすけ7」刊行を目指して、元気に文章を作成していきたいが、その前に新年早々の1月1日、最大震度7の地震が石川県能登地方を襲った。さらに翌2日には、羽田空港の滑走路で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し、炎…

全国高校駅伝のルール変更は遅きに失した

12月24日開催の「男子第74回、女子第35回全国高校駅伝競走大会」(毎日新聞社、日本陸上競技連盟、全国高校体育連盟、京都府、京都市、両教育委員会主催)をテレビ観戦した日の夜、インターネットを見ていたら「毎日新聞」電子版が「全国高校駅伝 来年から外国…

元道知事が語る昭和20年代後半の遠軽高校

12月9日付「北海道新聞オホーツク版」に、見出し「みずなら/疾風に屈せずに」と題する記事が掲載された。 ◇ 「北見北斗から、なんとワントライあげ(中略)大騒ぎで、まるで勝ったようなもんでした」。同校は1950年代から60年代にかけ、全国高校ラグビー…

遠軽高校ラグビー部の躍進の背景

「第76回北海道高等学校ラグビーフットボール南・北選手権兼第103全国高等学校ラグビーフットボール大会北海道予選会」の決勝戦が、10月1日に札幌ドームで開催されて、遠軽が旭川龍谷を27ー22で破り、8年ぶり11度目の花園出場を決めた。そうした中、地…

シリーズ本「でんすけ6」が刊行された

本日(12月16日)、6冊目のシリーズ本「でんすけ6」が刊行され、自宅に郵送されてきた。本の中身は、インターネットに2022年5月から2023年9月まで掲載したブログで、本の厚さは262ページである。 表紙は、本年8月26日に新規開業した路面電車「…

陸上競技の新技術「ウエーブライト」

12月5日付「毎日新聞」は、吾輩の大好きな陸上競技の新技術・電子ペースメーカーについて、「光が導く好記録期待/ペースメーカーに代わる/安定のリズム刻む」という見出しで、次のように報じた。 ◇ 色とりどりに光って動く「アレ」が、陸上日本一を懸けた…

道警初の殉職者はクマと格闘した巡査

インターネットで11月28日付け「北海道新聞」電子版を見ると、見出し「1880年、クマと戦い殉職 巡査悼む慰霊式 岩内」という記事を発見したので、この記事を滝上町の友人からFAXで送付してもらった。 ◇ 【岩内】1880年(明治13年)に旧前田村(現共…

「朝日新聞北海道版」が取り上げた遠軽高校吹奏楽局

いやはや驚いた。インターネットで検索していたら、11月20日付「朝日新聞北海道版」に見出し「吹奏楽やるために遠軽高にきた吹奏楽局長 困難乗り越え得た最高の舞台」が掲載されていたので、遠軽高校の後輩にお願いしたところ朝日新聞を購読していないという…

北海道ワイルズの混乱を考える

まずは、11月15日付「北海道新聞」電子版の見出し「アイスホッケー クレインズ抜きで開幕 受け皿のワイルズ参戦できず アジアリーグの在り方とは?〈水曜討論〉」を読んでください。 ◇ クレインズ、ワイルズを巡る2023年の主な動き 4月→3季連続の給与…

毎日新聞が大きく取り上げた吉村昭

11月13日に、吉村昭研究会の桑原文明会長から「先日(10月31日)、毎日新聞の記者さんから私のところに取材に来ました。吉村先生に関する各種資料を数時間調査され、私も質問に答えて協力しました。その記事が、明後日(11・15日)水曜日の夕刊(毎日新聞)に掲載…

書名「でんすけ6」の"はじめに″を作成

自費出版6冊目の「でんすけ6」の再稿が届いたので、前書きの「はじめに」を皆さんに紹介します。 ◇ 早いもので、2012年12月からインターネットに文章を掲載し、それを書名「でんすけ」というシリーズ本として出版するのは、今回で6冊目となります。上…

芳賀・宇都宮LRTの探訪記

JR宇都宮駅東口と栃木県芳賀町の14・6㌔を結ぶ、次世代型路面電車(芳賀・宇都宮LRT、愛称・ライトライン)が8月26日に開業した。これに関連して10月14日付「朝日新聞」の別刷「歴史のダイヤグラム」で、鉄道史に詳しい放送大学の原武史教授(政治思想史…

北海道のバス運転手不足が深刻だ!

10月6日の夜、インターネットで「北海道新聞」の社説を見ると、見出し「バス運転手不足、路線網守る体制急務だ」が掲載されていた。 ◇ 道内各地のバス路線で廃止や減便が相次いでいる。北海道新聞の調査では主要な20社のうち半数の10社が今年減便を行ってい…

オホーツク海沿岸地域の個人所得

9月30年の夜、インターネットで検索していたら、「日本経済新聞北海道版」(9月29日付)に題名「個人所得全国上位に、オホーツク海沿岸の自治体ーホタテブランド化奏功」(データで読む、地域再生)という記事を発見した。すぐに滝上町の友人に連絡して、その…

宇都宮LRTの将来が楽しみだ

9月26日の夜、インターネットを見ると栃木県の地元紙「下野新聞」がタイトル「栃木・LRT開業1カ月、平日利用約1万3千人で安定、休日は予測の5倍」と題して、8月26日に新規開業した路面電車「宇都宮芳賀ライトレール線」(路線愛称「ライトライン」)…

JR石北線に新石北トンネルが必要だ

8月29日の夜にインターネットを見ると、「北海道新聞」に大雨の影響で8月7日から20日までの間、JR石北線が不通になった件について、「JR北海道・石北線、多発する土砂崩れ カーブ多い山中ルートで負荷 地盤の弱さ指摘も」という見出しで、次のように…

沢木耕太郎と吉村昭との交流関係

定期購読している冊子「吉村昭研究」(「吉村昭研究会」発行)の第63号が、8月15日に配達されてきた。さっそく読んでみると、その中に「吉村は、二十歳はなれた沢木耕太郎(一九四七ー)には親近感をいだき(注)、互いに敬意を表していたのではないかと考えたが…

稚内から網走までの探訪記

昨年5月、シリーズ本「でんすけ5」の写真撮影を目的に、「吉村昭研究会」会長・桑原文明氏と北海道をほぼ一周する旅行(フェリー2泊、札幌・稚内・滝上・網走・根室・釧路各泊)を敢行した。その際、同人に対し「年4回発行の冊子『吉村昭研究』に、今回の…

中国の共産党独裁体制は崩壊するのか

吾輩は、学生時代からソ連経済を勉強してきたので、共産党独裁国家の統計データのデタラメさは良く知っている。だから、同じ土壌の中国の共産党独裁政権の統計データも同じようにデタラメではないか、と疑ってきた。 そういうことで、吾輩と同じように中国共…

北海道と南西諸島の防衛態勢の考え方

現在進行中のロシア・ウクライナ戦争を目の当たりにして、少しでも軍事の知識を得体と新刊書「日本で軍事を語るということー軍事分析入門」(著者=防衛研究所防衛政策研究室長・高橋杉雄〈1972年生まれ〉、発行所=中央公論新社)を購入した。著者は、い…

樺太アイヌ最後の伝承者・藤山ハル

6月21日付「北海道新聞オホーツク版」に、見出し「『樺太アイヌと常呂』深い関わり 文庫39号発行 言語や舞踊伝承の歴史解説」という記事が掲載された。 ー北見市の常呂町郷土研究同好会(熊木俊朗会長)は、ところ文庫第39号「樺太アイヌと常呂」を発行した。…

遠軽町白滝の黒曜石は何が凄いのか

遠軽町白滝の黒曜石が、6月27日の官報号外第134号の告示により、国宝に指定となったことは以前に伝えた。しかし、白滝産・黒曜石の何が凄いのかは、研究者以外の者には良くわからないので、7月8日付け地元紙「北海道新聞オホーツク版」の記事を紹介す…

地政学上の重要性を増すポーランド

吾輩は、1989年の冷戦終結後の20年ほど前頃から、将来的にロシアを牽制する国家は、地政学的な理由からドイツよりもポーランドであると、親しい友人に話してきた。そうした認識であったので、6月3日付「朝日新聞」の書評で取り上げた新刊書「鉄のカー…

JR石北本線の現状と路線存続へ

JR北海道の現状を知りたいので、6月21日発売の月刊誌「鉄道ジャーナル」(8月号)を購入した。その号では「北海道夏の陣」としてJR北海道を特集し、最初のページで5月9日(火)の網走発(午前5時57分)特急「オホーツク2号」の旅行記「石北線特急にキハ…

対馬を福岡県に編入しように大賛成

6月3日付「産経新聞」は、風を読む「対馬を福岡県に編入しよう」(論説副委員長・佐々木類)と題して、次のように報じた。 ◇ 国境の島、対馬(長崎県)は古くから国防の最前線に立ってきた。中でも13世紀、蒙古と高麗(朝鮮)両軍による2度の元冠は凄惨を極めた…

滝上町の私設花園「陽殖園」の前途

今回は、北海道滝上町の重要な私設花園「陽殖園」を開墾・運営してきた人物を、同町が町民に配布する「広報たきのうえ」6月号で取り上げているので紹介する。 ◇ 〈シリーズ連載(50)〉ー滝上の人ー 〜理想の風景を作り続けて〜 今月号で滝上の人のコーナーも…