中曽根元首相の歴史的な位置付け

中曽根康弘元首相が、11月29日に亡くなった。思い起こせば、吾輩の最も好きな首相だった。その理由は、立派な“国家観"や“歴史観"を持っていたことと、国語力が優れていたからだ。そのため、国語力がない吾輩には、一言一言が非常に勉強になった。 だから、大…

新刊書「反日種族主義」を読了して

日韓関係が、こじれるだけこじれたことを背景に、韓国で刊行(7月)されて以来、ベストセラーという新刊書「反日種族主義ー日韓危機の根源」(編著者=李栄薫、350頁)を発売(11月15日)すぐに購入した。そこで、日韓関係で最も懸案事項になっている「慰安婦」…

三度にわたる木村汎先生の追悼文

木村汎先生の追悼文を、三度も紹介することには多少躊躇したが、やはり記すことにした。今回の追悼文は、本日付けの「読売新聞」で、寄稿者は新潟県立大教授・袴田茂樹である。 ◇ ー追悼・木村汎さんー 〈綿密分析 対露政策に警鐘〉 木村汎氏の突然の訃報を…

再び故・木村汎先生を追悼して

昨日、木村汎先生の追悼文を作成したが、本日の産経新聞「産経抄」にも、同人を追悼する記事が掲載された。 ◇ 「ロシア人が“バザール商法"の達人であることを肝に銘じなければならない」。14日に亡くなった本紙正論メンバーで北海道大学名誉教授の木村汎氏は…

木村汎先生の無念さを忘れないために

安倍首相の“対露暴走外交"に対して、強い懸念を示してきた木村汎(北海道大学名誉教授)が、11月14日に亡くなった。吾輩も、安倍首相の対露外交を批判してきたが、この際に木村先生の寄稿文を活用させてもらった。その意味で、木村先生が亡くなったことは、吾…

オホーツク管内の屯田兵の歴史

ネットで、北見市の日刊フリーペーパー「経済の伝書鳩」(11月12日付け)を見たところ、オホーツク管内の屯田兵に関する興味深い記事が掲載されていた。この記事は、北見の開拓史に新事実ということで、見出しは「屯田兵の野付牛村開庁『1897年5月15日』…

大相撲の番付編成にはコンピューターの活用を

昨日の「朝日新聞」に、大相撲の番付編成に関して興味深い記事が掲載された。見出しは「番付は『生き物』異例の4小結ー予想外の結果 本人もびっくり」というものである。 ◇ 令和元年納めの九州場所で、小結が過去最多タイの4人となった。なぜ、珍しい番付…

中露のスパイ活動の一端

我が国は、以前から「スパイ天国」として、世界中に知れ渡っている。そうした中、先週発売の週刊誌「ニューズウィーク日本版」(11・5)に、静岡大学教授・揚海英(中国内モンゴル出身)の寄稿「中国があざ笑うスパイ天国ニッポン」という記事が掲載されていた…

国家公務員の老後は証券業界に任せてよいのか

吾輩は過去4回くらい、証券業界の“悪口"を書いてきたが、今月の情報誌「選択」(11月号)には「もはや、つける薬なし」と突き放す記事が掲載された。それでは、題名「『米国型規制』の導入目指す金融庁ー証券業界『顧客軽視』商売に荒療治」を全文紹介する。 …

「中露同盟」は成立するのか

購読している情報誌「選択」(11月号)が、11月1日に郵送されてきた。その中には、興味深い記事が掲載されていたが、まずは「『反米連合』が東アジアの脅威にー日本の悪夢『中露同盟』の足音」を紹介する。 ◇ ロシアのプーチン大統領は10月3日、南部ソチで開…

新刊書「トラジャ〜」の朝日新聞の書評

10月14日に、新刊書「トラジャ JR『革マル』30年の呪縛、労組の終焉」(著者・西岡研介)を取り上げたが、本日の朝日新聞には“書評"が掲載された。書評者はライターの武田砂鉄氏で、短文の中に要点が“ギューッと"押し込まれているので紹介する。 ◇ 〈うごめ…

全国高校吹奏楽大会の改善点

一昨日、名古屋市で開かれた「第67回全日本吹奏楽コンクール全国大会」(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞主催)の高校の部後半の演奏を、都内の映画館で鑑賞した。会場は、全国約30カ所の映画館で中継上映した「ライブビューイング」の一つで、チケット(総計326…

東京五輪ではハッサン選手の3種目優勝が見たい

10月16日の夜、2020年東京五輪のマラソンと競歩について、国際オリンピック委員会(IOC)が猛暑対策として、東京から札幌への会場変更を計画しているという報道が流れた。その時には非常に驚いたが、中東カタール・ドーハで開催された「第17回世界陸上…

朝鮮半島と台湾危機は連動する

本日の産経新聞に、拓殖大学大学院客員教授(評論家)・江崎道朗の「朝鮮半島と台湾危機は連動する」と題する寄稿が掲載された。非常に参考になると考え、紹介することにした。 ◇ 〈台湾海峡危機の高まり〉 米国のトランプ政権による北朝鮮空爆が囁かれていた…

JR北海道に浸透する過激派「革マル派」

本年8月4日に、過激派「革マル派」を取り上げた新刊書「暴君 新左翼・松崎明に支配されたJR秘史」(著者=牧久、初版4月28日、480ページ)を紹介したが、10月3日にも新刊書「トラジャ JR『革マル』三〇年の呪縛、労組の終焉」(著者=西岡研介、624…

ラグビーと英国上流階級との関係

いよいよ、ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会が、9月20日の開幕戦(日本×ロシア戦)から始まった。そうした中で、ある友人が「なぜ、ラグビーは国籍を持たない選手を代表チームに入れることにしたのか」と言うので、吾輩は「ラグビーは、英国上流…

三冊目の「でんすけ3」が刊行

本日、3冊目の著書「でんすけ3」が刊行されて、自宅に郵送されてきた。本の中身は、ネットに2018年1月から翌19年6月まで掲載したブログで、本の厚さは306ページである。 表紙は、北海道音威子府村の「北海道命名之地」碑で、裏表紙は北海道滝上町…

全国の「郷土歴史研究者」を力づける柳田国男

吾輩は、民俗学の父・柳田国男(1875〜1962)の学問を解説できるほどの知識はない。しかしながら、最近古本屋で購入した「我孫子の歴史を学ぶ人のために(一)ー市民の手で創ろう我孫子の歴史講演録集一」(編集=我孫子市教育委員会市史編さん室、発行=昭…

検事総長は来年2月に交代するのか

ちょっと専門的なテーマであるが、検事総長・稲田伸夫(昭和31年8月生)は来年2月に退任し、後任に東京高検検事長・黒川弘務(昭和32年2月生)が就任するのか。そう思うのは、以前の本命だった名古屋高検検事長・林真琴(昭和32年7月生)が検事総長に就任する…

後輩が記した「安倍長期政権」の背景など

昨夜、元職の後輩からメールで「安倍長期政権」に関する見解が送付されてきた。その内容が、なかなか面白く、的確であるので、皆さんに紹介したくなった。 ◇ お疲れ様です。 1.安倍長期政権の背景。 国政選挙で野党が勝てない理由は、それは「野党のだらし…

「花粉症は市販薬で十分」は以前に指摘したこと

ネットで、8月23日付け「日本経済新聞」の記事「花粉症、処方薬と市販薬『患者負担に大差なし』」を読んで驚いた。というのは、吾輩は2016年2月10日に「花粉症の治療費は削減できるのでないか」という文章で指摘していたからだ。 それでは、先ずは取り…

JR北海道の詳細な経営実態

JR北海道は、年40億円規模の増収を見込んで、10月1日から運賃値上げを実施するが、国民の多くは詳細な経営実態を知らない。だからこそ、吾輩は4月11日に題名「JR北海道は毎年280億円の支援が必要」という文章を作成した。だが、経営実態がよく理解…

佐々淳行の4人の政治家に対する評価

最近、吾輩の好きな警察官僚・佐々淳行の著書「私を通りすぎた政治家たち」(2014年8月30日第1刷)を古本屋で購入した。読んでみると、吾輩と同じような“国家観"や“価値観"で、ますます好きになった。いやいや、貴重な経験談を聞かせてもらい、大変勉強にな…

周恩来は偉大な政治家であったのか?

1972年9月に日中国交正常化が実現した際、多くの日本人は周恩来(1898年〜1976年)に好感を持ったと思う。その理由は、田中角栄首相と会談した際の立ち振る舞いが堂々としていたことと、さらに暴君の毛沢東の配下として中華人民共和国の成立時か…

新刊書「暴君ー新左翼・松崎明〜」の書評

本年4月28日初版の新刊書「暴君ー新左翼・松崎明に支配されたJR秘史」(著者=牧久・元日経記者、476P、小学館)が発売されたので、吾輩は5月末に購入できた。読了後、余りにも内容が充実した作品であるので、吾輩の「書評」よりも雑誌や新聞に掲載され…

北朝鮮問題を考える上で押さえておきたい事柄

最近、古本屋で購入した「『秘話』で綴る私と朝鮮」(著者=佐藤勝巳、晩聲社、1700円、2014年4月25日初版)を読了した。著者は、2013年12月に亡くなっているので、ある意味“遺言"と言えるためか、北朝鮮と関係が深い人物の動きや言動、そして朝鮮総聯活動…

あのドイツの政治家ワルター・リュブケが暗殺された

本年2月16日に、「新刊書『西洋の自死』の薦め」と題した文章を作成した。その際、2015年10月にドイツのヘッセン州カッセルで開かれた住民集会で、その行政区の首長ヴァルター・リュプケの発言を取り上げた。 ところが最近、地元の図書館で「ニューズウ…

元横綱・双羽黒こと北尾の壮絶な死について

今週、地元の図書館で、1週間前に発売された週刊誌「サンデー毎日」(7・21)を見たところ、元横綱・双羽黒こと北尾の死亡に関する記事が掲載されていた。吾輩は以前(平成25年7月7日と同30年1月5日)に書いた通り、当時19歳の北尾と二次会まで飲酒した経…

地方銀行の未来は“真っ暗闇" であるのか

一昨年の11月16日に、「日本の金融機関に前途はあるか」という文章を作成したが、その後の動向も悲観的なものが多い。特に地方銀行は、悲観的な報道が多く、まさに“冬の時代"に突入した感じだ。そこで、新刊書「地銀波乱」(編者=日本経済新聞社)を読了したの…

書名「でんすけ・3」の“はじめに"

いよいよ3冊目の「でんすけ・3」の自費出版が、追い込みに入ってきた。そこで、「まえがき」が完成し、編集者に送付したので、皆さんにも紹介します。 ◇ 早いもので、今般の書名「でんすけ・3」は、3冊目の刊行の運びとなります。上梓した文章は、昨年1…